海外派遣者 準備セミナー [研修募集中!!]
グローバル人材育成と銘打って、二つの研修を公開で行います。
これは、私が2007年から2009年の2年間に、フィリピンの日系企業へ
社員研修に出張していた体験をベースに
これから、外国人との接点をもつ従業員の方へ、不安を少しでも解消できるよう
研修を通じて伝える、というものです。
内容は、模擬体験を多く入れて、日本にいながら、日本人だけの研修ですが
外国人が研修会場にいるように、または外国に来たような気持ちになってもらい
1日を体験する、ということをコンセプトとしています。
二つのコースを考えました。今日は、一つ目を紹介します。
1.海外派遣者の心得と知識
★ 日時 : 6月20日(水) 9時30分~16時30分
★ 場所 : 清水テクノカレッジ 地図は こちら
静岡市清水区楠160
★ 主催 : 静岡県職業能力開発協会 問い合わせ先は こちら
★ 受講料 : 会員 9,000円 非会員 10,800円
★ 内容 1.外国人と日本人との違い
2.海外のワーカーについて
3.これだけは知っておこう
5SとKAIZEN
4.生活の注意点
申込書は こちら→ 申込書.pdf
★ 村松のコメント
初めて海外の工場へ派遣される人を対象に、海外の生活、宗教、習慣、価値観の違い等から
最初はかなり苦しみます。
ですので、派遣される前に、少しでもどういった違いがあるのかを知っておくことで
海外に行った後、「ああ、そうか。研修で言われてたのはこれか。
こういった場面では、研修ではこうやって考えてみたらいいよ、と言ってたな。」
と思いだしてもらうことを想定して、お伝えします。
例えば、海外で働いた経験のある方、ほとんどみなさんが言っていますが
時間のルーズさ。
会議などに、時間通りに集まるなどは、海外ではありえないことですね。
ましてや、5分前行動などは、異次元の世界の話です。
待たされることでイライラが募り、遅れた現地のスーパーバイザー(日本で言う管理監督者)に
どなってしまいます。
そうすると、彼らはここをを開かなくなり、仕事がやりにくくなります。
そういうときには、例えば
1)10分くらい前を集合時刻にする
2)自分の仕事を持っていき、待ち時間に急ぎの仕事をこなす
3)時間通りに集まった人に、ごほうびのお菓子を与える
等々、工夫をします。
大事なのは、私達の常識を、とっぱらうことです。
私達とは異なった環境で生きてきた彼らに、私達の常識を押しつけても
理解できないし、反発を買うだけです。
反発を買うと、彼らは、将来どうなるという想像力が乏しいので
思ったままの行動にでる場合があります。
分かりやすく言うと、日本人は、「こんなことを会社の中で言ったら
周りの人から何をいわれるか、わからないから、言わないにしよっと」という発想ですが
外国人は、後先考えずに行動にあらわしてしまう恐れがあります。
★ 村松が伝えたいこと
2年間、日本とフィリピンを行ったり来たりしました。
その間に、日本に帰ってきて疲れで、事務所でぶっ倒れたこともありました。
また、帰国途中に激しい下痢に襲われ、飛行機のトイレから出て来れないという経験もしました。
外国人と付き合うのは、最初は大変でした。悩んで悩んで、ホテルで眠れなくて
げっそりしてしまったこともあります。
その経験から、人間を理解することの大切さと、相手の立場に立つことの必要性を
学びました。
今の仕事に、大変生かされています。
海外に派遣される人は、不安と恐れで辛いと思いますが、きっと素晴らしい経験を
積んで帰ってくることができるはずです。
なので、その不安と恐れを解消できるよう、一生懸命伝えます!
よろしくお願いします。
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