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初詣で身近な宝物発見 [神社]

昨日の初詣は迷った挙句、村山浅間神社に行ってきました。

手頃なところでは、車で15分くらいに富士宮浅間神社があります
日本全国にある、浅間神社の総本山であり一の宮です。

浅間神社とは、富士山を祀った神社で、富士山が見えるところには
数多くの浅間神社があります。

また、一の宮とは、神社の中の最高の位にある神社といういみです。
静岡県には、3つしかなく、このほかに
三島大社と、小国神社がそれです。

ちなみに、三島大社の「大社」とつく神社も数えるくらいにしかなく
有名なところでは出雲大社がそうですね。

本当にその地方で、もっとも権威のある神社だそうです。

さて、いつもは富士宮浅間神社にお参りにいくのですが
せっかくなので、今年は違うところということで
村山の浅間神社へ行きました。

ここも車で、10分足らずで着いてしまいます。

ちなみに、富士宮には、三つの有名な浅間神社があり
富士宮浅間神社と、村山浅間神社と、山宮の浅間神社です。

そのうち、村山と山宮はふだんは無人です。
3つとも、江戸時代までは、並ぶくらい栄えていたのですが
明治時代になって、徐々に信仰がすたれて
今は、富士宮浅間神社が一人勝ち、ということです。

そうそう、富士山って、静岡県と山梨県にまたがっていますが
山頂は、どちらの県でもなく
富士宮浅間神社の所有となっています。

いろいろありますね~

 さて、補足説明が長くなりましたが
村山の浅間神社のは、701年に創建された、由緒正しい神社です。

そして、二つのことで有名です。
それは、写真でご説明しましょう。

まずは、正面からどうぞ。

1.JPG

鳥居をくぐって、拝殿の前でお賽銭を入れて
今年のお願いをしました。

2.JPG

後ろに回って、こちらが神殿です。
私は神社の神殿を見るのが好きで
神殿には、その神社の特徴が表れています。

3.JPG

ちなみに私たちがお参りするところは「拝殿」です。
その奥に「神殿」があり、「神殿」は神様が舞い降りてくる
ところです。

常駐しているわけではないそうです。

神主さんが祝詞(のりと)をあげると、まいおりてくるのだそうです。

人は神様と直接話が出来ないので、話をする場所ということで
「拝殿」が設けられているのだそうです。

裏山から見た神殿です。

4.JPG

さて、特徴のその一。

神社とお寺が同じ境内にあるのです。

どういうことかというと
昔、昔、日本は神様の国でした。

そこに、インドというかネパールというか、そこでお釈迦様が創始者と
なった仏教が、ガンダーラを通り、シルクロードを通り
今の中国と韓国を経由して、日本に輸入されました。

その時、日本では、異国の宗教は受入れていはいけないという
一派と、積極的に受け入れるべきだという一派と
両方存在しました。

権力争いの道具に使われてしまったのかも知れませんね

蘇我氏と物部氏との争いです。

蘇我氏って聴いたことがある方がおおいでしょう?

そうです。あの大化の改新で、クーデターで暗殺された側です。

話は大化の改新からさかのぼって、この仏教を受入れるか
どうかということで、蘇我氏と物部氏が戦争になり
蘇我氏が勝って権力を手に入れたから
最後には暗殺された、という見方が一般的です。

ちなみに、蘇我氏と物部氏の戦争に
あの、聖徳太子も参加していたのですっ!

また話が横道にそれてしまいました(^_^;)

で、日本古来の神様と仏教の両方が存在することになったのです。

そして、今の私たちは神様と仏教の両方を
気にも留めずに習慣として取り入れているのです。

ところが、明治時代に、そりゃおかしいだろうということになり
神社にあったお寺は、ほとんどがとりこわされてしまったのです。

ところが、この村山の浅間神社には、神社の境内に
お寺がまだ残っているのです。

それがこちら。

大日如来を祀る、大日堂だそうです。
見た目、お寺っぽくないので、少しがっかり。

5.JPG

お寺から、神社の拝殿をみたところです。
見事にふたつが並んでいます。

6.JPG

拝殿、神殿の裏に富士山に登る道沿いに、新たな御宮が
建っていました。

そこへ上る道。結構きついっ。

7.JPG

そして、これが御宮

8.JPG

特徴の二つ目。
それは、大杉があります。
樹齢1000年もあり、胴周りが約10mくらいあります。
高さは50mに迫ろうかという大杉です。

杉といえば屋久島の縄文杉が有名です。

本州の大杉のベスト10のうち、3本が、この村山の浅間神社に
あるという記事を読んだことがあります。

9.JPG

では、その大杉の写真を、ドドーンとお見せいたしましょう!!

クリックしてもらえれば、大きな画像で見ることができます。

↓ ドドーンっ!

10.JPG

↓逆光に映える大杉

11.JPG

↓下から見上げると首が痛くなる。てっぺんが見えない。

12.JPG

↓ということで、全体が見えるところへ移動
枝が大きすぎで、下から支えています。

13.JPG

いかがでしたか?

写真でも、雄大さが伝わってのではないでしょうか。

なによりすごいのは、これだけの神社なのに
誰もいない、ということです。

今は富士宮浅間神社の小会社のような扱いで
何かある時だけ、そちらから人が出張してきて
お祝い事をするそうです。

昨年、3月15日の富士宮大地震の際に
境内が崩れてしまったのですが
そのまま放置されてしまい、修復が進みませんでした。

今年に入り、富士山の世界遺産という名目で
ようやく予算が付き、修復された、と聞いています。

お近くにお寄りのさいは、富士宮のやきそばと食べて
少し遠回りですが、寄って行ってもらえればと思います。


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