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勤怠から分かること [社会保険労務士]

社会保険労務士の仕事として勤怠管理、という仕事があります。

勤怠管理とは、働いている人が、

 ・何時に出社して
 ・何時に帰社した
 ・用事があって遅刻した
 ・用事があって休んだ

という時刻を、一人一人個別に管理することです。

それによって見えることは、

 ・この人はいつも同じ時刻に出社してくる
 ・この人は、たびたび遅刻をするけれど、子供さんの健康が
  すぐれないのかな
 ・この人は、毎日、少しづつ残業をして帰るな
 ・この人は、ガーっと仕事に熱中して、その後有休で休むな

とか、いろいろ個人ごとの、考え方や行動、そして価値観や
家族の状況も垣間見えます。

更に、残業が申請方式だと、

 ・キチント残業した分を請求する人
 ・申請する日と申請しない日がある人
 ・どこまで申請すればいいのか、わかっていない人

などなど、その人の仕事に対する思い入れや、組織の中での
位置づけなども、推測ですが見えてきます。

これらのことを、働きやすい職場づくりの一環として
私という第三者が、企業に提言できるのでは、と思い立ちました。


例えば、こういう例がありました。

同じ時刻に帰っているのに、残業を請求する日と
請求しない日がある、人がいました。

推測できるのは、このかたは、自分が満足いく仕事が出来た時は
その成果に応じて残業を請求するのでは? と思います。

また、周りの目を気にして、今日はいいか、と思って残業を
請求しない日もあるのかな、とも思えます。

こういう人って、私の労務管理の経験上、仕事に対してのこだわりがあり
仕事=お金に喜びを感じるのではなく、
仕事=自分に思うようにできる、ことに喜びを感じるのかな、と思います。

はたから見ていると、ムラがあったり、協調性に掛けるところも
あるかも知れません。

なので、管理する側から見ると、他の人よりも少し多めに
目を配ってあげる必要があります。

なぜならば、自分の世界に入ってしまい、周りが見えなくなる
ことがあるからです。

でも、自分が取り組む仕事の大切さを十分に理解したなら
どこまでも突き進んで行ってくれます。


ただ、こういうことって、1年中顔を合わせている人たちって
なかなか気付きにくいものかも知れませんね。

なので、第三者である私が、勤怠を見て推測して
個別にアドバイスさせてもらうことって、自分の役割なのかなと
思っています。

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