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マイナスの言葉 [人材育成のヒント]

先週、毎月行っているある企業の管理者研修でのひとコマ。

この企業では、管理者のヒューマン・スキルをアップさせようとの
狙いから、あらゆる角度からのヒューマン・スキルについて
学んでもらっています。

今回は、分かりやすく、人間関係をダメにしてしまう言葉。

それは、マイナスの言葉。

一つには、「D」で始まる言葉は、マイナスの言葉になることが多い。

例えば、「ダメ」「でも」「どうせ」「だって」「だから何」など
人を嫌な気持ちにさせる言葉となるので、このような言葉を
使うことをやめるよう、意識をしましょう。

という講義をしていたら、ある管理者Aが、正直にこう言いました。

「あー、おれ、こういう言葉使っているわ~、気をつけているけど」

そうしたら、他の受講者も、そうそう使っている使っている
と同意して、結構それで盛り上がりました。

結局、その場はこういう言葉は良くないよね、という結論になりましたが
そうはいっても、無意識に使ってしまうよね。

ということになり、その対策をみんなで考え始めました。

これまた管理者Aが、こんなことを言い始めました。

「よ~っし、早速来週の月曜朝礼で、みんなにマイナス言葉を
 使わないようにって言おう!
 もし、おれが言ったら教えてっていっちゃおーっ!」

と爆弾発言をしてくれました(笑)

その後は、何回言ったらイエローカードだの、何かおごれとか
そんな話になってしまいましが、私は素晴らしいアイデアだと
感激しました。

 ・職場全体でやろう、という一体感を持たせていること

 ・いいことは格好付けずに、すぐやろうという行動力

 ・まず、自分が出来るようになりたいから、部下に
  協力をあおぐ素直さ

専門書でマネジマントの勉強をしても、ここまでくだけた事例って
そうは載っていないのではないでしょうか。

急がば回れ。
何でもなさそうなことから一歩進んでいく。

そんな、人のやる気が噴火する瞬間に立ち会えたこと
よかったなあと嬉しかったです。


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