SSブログ

静岡駅の南口って、いいよ [事務所近くの景色]

昨年の9月に事務所を、静岡駅の北口から南口に移転して
約半年が過ぎました。

ようやく、この南口の生活にも慣れてきました。

私がまだ若いころは、旧清水市草薙に住んでいて
新幹線を使うために、よく静岡駅南口まで
父親に車で、迎えてきてもらいました。

世話になったな~~。

その頃の静岡駅南口は、何もなくて、それこそ何もなくて
駐車場とパチンコ屋くらいしかなかった印象があります。

その私が、そこを拠点として働いているなんて、、、、
隔世(かくせい)の思いがありますねえ。

さて、多くのJRの駅では北口が賑わっていて
南口は、ちょっとさびしい、というパターンかなと思います。
もちろん、例外はありますが。

静岡駅も同じで、北口は商店街やデパート、ショッピングセンターなどなど
東京と名古屋に挟まれた地方の中都市ですが、遠くから来た方は
大抵、そのにぎやかさに驚いて帰ります。

やはり、徳川家康公が、約4半世紀(20年以上)住んでいた都市
だからでしょうか。

それに引き換え、南口は、まだまだこれからの街です。
事務所の前に、駅から徒歩1分のところに、高層マンションを
建設中なので、それがオープンすると、いろんなショップが
できるのかな、と思います。

南口は、歩いて行ける範囲(1~2分)でコンビニがセブンイレブン1店舗
しかありません。

ランチを取るところもほとんどないため、昼食時は、セブンイレブンに
長蛇の列をなしています。

北口の事務所の目の前には、どでかい書店があり
書籍は見放題だったし、タワー型の駐車場もすぐのところにあり
まったく便利でした。

正直、南口に事務所を引っ越した当時は、不便だなあと
不満も感じていました。


さて、ここからが本題。

ところが、最近、南口っていいなあ、と思い始めました。

なぜか。

それは、昔の日本の商店街の風景がそのまま残っているからです。

何歳くらいの方まで記憶があるでしょうか?
お店に入るときに、「こんにちは~っ」って言って入る習慣。

今は店舗が、コンビニや100均、大型のショップになってしまい
店に入るときに声を出す人など、皆無ですよね。

でも、南口は、まだ自分で経営している小さい店ばかりなのです。

先日も、昼食用の野菜を買うために、近所の野菜屋さんに入るときに
入口にお店の人がいたので、思わず、「ちわ~っ」と言って入りました。

初めて入った店ですが。

そしたらお店の人もきさくに、「こんにちは~、何をお探しですか_」

私「うん、野菜をね、何かいいのがないかってね」

お店の人「ないものがあったら言ってくださいね、裏から持ってきますから」

私、キャベツとほうれんそうが欲しかったのですが、値札など無い。^_^;
でもいいやと思い、注文したら、キャベツを1ケだと大きすぎたので
半分に切ってくれました。

そういう、人とのやりとりっていいですね。


それ以外にも、自分のところで作っている、パン屋さんとか
和菓子屋さんとか、昔風の純喫茶店とか、あります。

どのお店も、気軽に話しかけてくれるし
こちらも、肩肘はらずに会話を楽しむことができます。

昔の日本人が持っていた、人と人との接触。

ここでは、それがはぐくまれています。

そういうことに慣れていない若い世代の方には、ちょっと
苦手かも知れませんが、私は子供のころ通った近所の
駄菓子屋さんの感覚を取り戻すことができます。

最近、南口って、いいなあと思い始めました。
引っ越して、よかったなあ。

nice!(13)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 13

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。