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その道の専門家になること [人材育成のヒント]

昨日訪問した、製造業の役員の方から
人材育成の考え方で、面白いなあと感銘を
受けたので、記録しておきます。

その方が言うには、組織の中では
専門家になれ、というのです。

一般的には、総合職というか、マネジマント能力が
ある人間が、組織では重宝され
最終的には、上の役職まで上がれるチャンスがある
といいますよね。

賃金の昇給に関しても、役職が上がって行けば
賃金も上がって行きますが、
専門職は、一定の賃金でストップしてしまい
昇給も頭打ち、という設計になっている企業が
多いです。

ところが、その逆の発想だったので、興味を引きました。


理由は、

専門家で、自分の仕事を極めていこうとすると
自分の仕事の範囲だけでは済まなくなり
周りの人からアドバイスを受けたり
場合によっては、自分で調べたり
勉強したりする。

そうすることによて、組織全体の動きが見えたり
自分の仕事以外の知識が付くことで
最終的には、幅広い物の見方ができるようになる。

各部署で、そういう人が増えれば、
組織間のトラブルが無くなり
お互いがお互いを思いやることのできる
チームができる。

という考え方だ。

思わずわが意を得たり、と思った。


自分も、会社で働いていた時
自分の仕事で分からないことがあると
周りの人を巻き込んで、納得いくまで調べた。

そのような仕事の仕方をしていると
見ている人がいて、いざという時に
力を貸してくれた。

後から分かった話だが、大変うれしかった。

自分の仕事を極めるため、どんどん周りを巻き込もう。
そのことが、自分を成長させ、周りも成長させる
ということだと思った。
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