元気企業に学ぶ

昨日は、所属している清水商工会議所の
異業種交流会の特別講演会で
あの、坂本教授が話が聞けるということで
出かけてきた。

異業種交流会の３０周年記念も兼ねて
坂本教授も藤枝にご自宅があるらしく
交流会で、頻繁に講演を努めてもらっているとのこと。

２０年来の付き合いがあるらしい。

私もこの交流会で坂本教授の話を伺うのは
２回目だ。

いつも通りの迫力ある講演だった。

たくさん、いいお話を伺ったが、特に記憶に残った
エピソードを記しておく。


ル・フロという関西にあるフランス料理店の話。

６０人くらい社員がいるが、そのうち半分は
もとお客様だったそうだ。

お客様として食事をしているうちに
この店で働きたくなって社員になった、という
普通ではありえない成り立ちっだる。

ここで、ある結婚披露宴の仕事を請け負って
１００人からのお客様に食事を出したのだが
１００人、全員に違うメニューを用意したそうだ。

事前に、好みとか好き嫌い、年齢性別等の
アンケートに記入してもらって
それに従って、食材を仕入れ、メニューを
考え、おもてなし、をしたそうだ。

すっげ~！

しかし、利益が出ないでは、という素朴な疑問に。

確かにこれ単体で考えたら、ぎりぎりらしのだが
お客様の記憶に残るおもてなしをすることで
いつかはまたご利用いただける。

１０年後のお客様を考えているのだそうだ。

すごいね～。

実際にそういう経営者があり、それを支える社員がいて
更に、その素晴らしさを求めるお客様がいる。

その人の輪が、形作っているのですね。