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仕事に対するやる気(1) [人材育成のヒント]

最近、仕事に対するやる気を挙げるための例を得る機会があった。

二事例あり、一つは高齢の方、もう一つは、管理職について。


今日は、高齢の方の例をお話します。


65歳を超えた男性営業経験者で、企業との嘱託契約で働いています。

彼に対する期待は、営業の第一線の期待と培ってきたノウハウの伝授。

彼が60歳を過ぎてから一緒に、社員の教育を模試行錯誤で行ってきた。

そんな彼が65歳を過ぎてから、本来企業の規程では
継続雇用が終わっているため、嘱託として働く機会も
なくなっているのだが、特別に1年毎、契約を更新しながら
続けている。

来年度に向けて契約がどうなるのか、私も心配していたが
結果、もう1年契約が延長になり、嬉しかった。

何より、彼のノウハウの伝授に対する意識が、ものすごく変わったことに
驚いている。

本人の口からも、契約を更新してもらえるとは思っていなかったので
今回の更新は嬉しい、と素直に喜んでいた。

そして、せっかく1年更新してもらったので、
その恩に報いるために、やる気が出てきた、というのである。

今までやる気がなかった分けではなく、かなり企業に
貢献していたのは事実だ。

しかし、年齢によるものや現役社員との年齢差で
高年齢の嘱託社員に、やる気を出してもらうことに
苦労している企業は多い。

今回の方の変貌といってもいい変わりようは


 ・残り1年で、やるべきことをやりきるという「義務感」
 

 ・自分を認めてもらったという「達成感」

 ・ちゃんと仕事しないと契約を更新してもらえないという「危機感

これらが、一緒になって発揮されたのだと思う。

人のやる気をアップさせたいと悩んでいる経営者の方や
管理職の方は大勢いらっしゃるし、そこが労務管理の
目的といえるでしょう。

人はそれぞれ考え方や価値観、おかれた環境が異なりますが
この事例から参考になる点があれば、ぜひ、ご自分のところに
置き換えてみて、考えていただければ嬉しいです。


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