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人を雇う覚悟 [思ったこと]

先日、ある企業での出来事で、企業が人を雇うことの覚悟を
聴くことができ、ぜひ、多くの人に知っていただきたいので
ブログにアップします。

企業の作業場で、Aさんの不注意で、Bさんに大けがを
負わせてしまいました。

Bさんは、1ケ月経った今でも入院中で、完治しても
脚に障害が残ってしまうかも知れません。

Aさんの完全に不注意だったのですが、業務上のケガなので
労災扱いになります。

病院代金は労災保険から出ますが、痛いのはBさん本人で
そのご家族にも、相当の精神的な肉体的な苦労と不安を与えています。
もちろん、金銭的な出費も伴っています。

Bさんは働くことができませんので、その場合労災保険から
賃金の8割相当の金額を受け取ることができます。

しかし、企業側は仕事でのケガなので、労災保険からのお金をもらわずに
企業で全額の給料を支払うことにしました。

有給休暇を、入院中及び自宅での療養中払っていくことにしています。

更に、職場に復帰後ですが、現場作業が無理な障害が
残ってしまっていたら、軽作業を用意するか、事務の仕事に
就いてもらうことにしています。

その方は事務の仕事などしたことがありあせんが
雇用と仕事を保証するという意味で、そのような対応を考えています。


なぜ、そこまでするのですか? と伺ったら
「それが、人を雇う覚悟ですから。

 その人の一生と、ご家族の将来を保証してあげるのが
 企業の責任です。

 その覚悟がなければ、人を雇ってはいけません。」

と話してくれました。


この話をどのようにお考えになるでしょう。
立場や状況の違いで、いろんな相談ごとが持ちこまれますが
そういった違いを乗り越えて、お互いが覚悟を決めて仕事に就けば
素晴らしい仕事と人生が待っているのでないかな、と思いました。

Bさんの、一日でも早い復帰をお祈りします。
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