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見えてくるもの [思ったこと]

こうなってしまったからには、普段体験できないことを
たくさん体験してみようと思っています。

例えば、公共交通機関の体の不自由な方が座る席に
座らせてもらう、とか。

松葉づえで歩いていると、周りの人がどのような対応してくれるの、とか。


既に、ありがたいことが2件遭遇しました。

1件は、富士宮の静岡銀行でお金をおろして
迎えの車に乗り込もうとしたときに、
松葉づけが邪魔でドアがあけられなくて、モタモタしていたら
後ろから来た男性の方が、「あけましょうか?」と言って下さった。

何とかなろうとしていた時だったので、お礼を言って大丈夫ですと
断ったのですが、さっと、そういう申出をしてくれたのは、本当にありがたい。


2件目は、静岡のパルコで、私の事務所はパルコの
裏口から出た真正面にあるので、
パルコの中のATMでお金をおろそうと思い
用事を済ませて、裏口のドアを押して出ようとした際、
受付の方が走ってきて、ドアを空けてくださった。

先方はそれが仕事といえばそうなのだが
こちらにしてみては、やってもらえればどうであれ、本当にありがたい。

相変わらずだが、少しでも自分が不便になると
人の親切が身にしみる。


さて、別の体験もした。

バスを降りるときだ。

移動の手段として、車は運転できない。歩くのも難しい。
タクシーは、お金がかかってしまう^_^;

ということで、バスを使っている。

バスへ乗り込む時には、それほど問題ない。

あっちこっちにつかまれば、割と普通に乗れてしまう。

ところが降りるときだ。

あの数段が、奈落の底へ落されそうな気になってしまうのだ。

下るときは、もし足の踏ん張りが効かなくて体制を崩すと
そのまま、道路まで、ダダっと崩れ落ちてしまう気持ちがするのだ。

だから、怖い。

恐怖心を抱えて、降りるのでどうしてもゆっくりになってしまう。

バスの乗客からは、もたもたしてんじゃねえよ、という
無言の圧力を感じてしまう。

実際は、そんなこと思っていないんじゃないけどね。

そういう時は、年老いた人を演じようと思っている。

年齢が高い人であれば、動作がゆっくりでも普通だし
みんなも、そういいう目で見てくれる。

だから、自分は老人だと思って、あえてゆっくり事故にあわないように
降りようと思っている。

バスを降りるのが、あんなにも恐怖を感じるなんて
そういう立場にたたないと、分かりませんよ~。
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