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職長さん あなたの力を貸してください! その4 最終回 [研修募集中!!]

先日、ご案内した 海外派遣者向けの準備セミナーについて、
なぜ、このセミナーを企画したのかを、本音でつづります。
長文となりますが、お付き合いいただければ幸いです。

このページは その4 最終回です。 その1とその2からお読みいただくことをお勧めします。

 その1はこちら 日本の製造業に携わる労働者に対する現状です

 その2はこちら 日本の製造現場に携わった方に、海外の工場で活躍してほしい
           理由を書きました。 

  その3はこちら 必要なスキルは、英語力なのでしょうか?それとも。を書きました。

 ※ 申し訳ありません。その3の一度データが消えてしまいました。復活させましたが、アップの順番が変わってしまいました。
   

きょうは、その4 最終回として、必要なスキルと、それが皆さんに
そのようなメリットがあるのかを、お伝えします。

 ↓日本の産業及び文化圏とは線の中のこと
japan1.jpg
私が考える日本の産業および文化圏

まず、自分の思いを伝えることですが、その姿勢として
日本人と、あなたたちとは異なる、という差別意識というか
身分の違いを乗り越える必要があります。

それも、こちらから垣根を乗り越える努力が必要です。

なぜ

彼ら(現地の労働者)からみると、日本人は雇用者であり
日本人の役職など関係なく、逆らったりしたら解雇されてしまう
絶対的な権限の持ち主、という見方をします。

特に、長い国の歴史の中で植民地となった国の人は、その意識が強いです。
ここが日本人が理解できないところなのですが、相手の立場に立つとそうなのです。

彼らの祖父祖母あたりが植民地時代に、支配した人たちに逆らって
殺された、という経験があるので、どうしても、畏怖の念を持ってしまうのです。

理解してあげましょう。

日本人は暑さに弱いので、通常日本人が控える冷房の効いた部屋で
仕事をしています。

でも、それは彼らからすると、VIPルームなのです。
日本人は特別だから、特別の部屋から出て来ない、と感じるのです。

私は、海外の工場で仕事をしている時に、現地の人の前では
暑そうなふりはしませんでした。
そして、「よし、みなもつかれただろうから、休憩しよう」といって
冷房の効いた部屋で、ぶったおれていました。
がんがん、冷たい水を飲んで、体を冷やして、休憩が終わる前に
彼らより先に元の場所に戻って、何事もなかったような顔をしていました。


次に、自分の思いを通じさせるためのスキルですが
これに最も役立ったのが、私が日本でもよく講師をさせてもらっている
TWI-JI(仕事の教え方)でした。

TWI-JIのスキルは、自分の仕事を教えるときには
言葉ではなく、やってみせる方法を、いかに効果的に行うか
というスキルです。
 
話しは簡単。どうせ言葉が通じないんだから、やってみせればいいのです。

私が現地の人に、私の仕事を教えました。

1ケ月後、再訪問して、その教えた人に覚えているかどうか試しました。
内心どきどきしていたのですが、顔では笑って、「大丈夫、君ならできるよ」という表情をしました。

彼は最初まごついていましたが、一つ思いだしたら、そのあとすらすらできました。

私は、自分の経験で、この教え方のスキルを持っていれば
本当に、言葉は最低限あれば仕事は伝わるものだと分かりました。


次に役立ったのが、TWI-JR(人との接し方・人の扱い方)です。

このスキルは、いかに相手の立場に立って、その人のことを理解してあげるか
ということがベースになっています。


どこかの回で書いたのですが、その記事が見つからないので
改めて、私の体験談を書きますが、
私が、海外の工場へいって受け持った最初の現地の人たちの研修

そのころは、全く英語が分からず、私も非常に緊張していたので
自分の言っていることも、それがどのように通訳されているのかも
分からない状態で研修を進めていました。

もちろん、そのような経験は初めてです。

あるとき、私が何かを伝えようとすると、彼が一斉に苦情を言い始めるのです。
わけが分からなくて、なんとか日本人の通訳の人に抑えてもらうのですが
また、何かのきっかけで、紛糾します。

その状態が丸一日続いて、さすがに私も精神的にまいってしまい
ホテルでも眠れなくなってしまいました。

次の日、目がくぼんでいる状態で、研修を進めました。
こちらも臨戦態勢に入っています。
やはり、同じような個所で、いっせいに口ぐちに、文句を言い始めます。

ついに、きれて日本語で口汚くののしってしまいました!

午前中を終えて、日本人が集まる食堂にいくと、工場の責任者に
座った目で言いました。

「午後の研修は、機関銃を持っていきます。
もし、あいつらがまた、ブーブー言ったら、機関銃をぶっ放します。」と

今は笑い話として話しができますが、その時には、真剣でした。
そのくらい精神的に追い込まれました。

そのあと早めに、1人で研修会場に行きました。

なぜ、なぜ、なぜ。

自分に問いただしました。

ホワイトボードに何を書いたのか、研修開始からすべて思い出してみました。
何を話したのか。どこを強調したのか。

私が言った言葉で、彼らはどのように受け取ったのか。
できるだけ細かく思い出しました。

そこでひらめいたのです。

私が言った禁則事項。これが彼らを縛っていたのです。
禁則事項は、彼らにとっては、日本人が感じるよりも、圧倒的に
雇用を不安にするものなのです。

ルールを破った、即解雇。という恐怖の中で仕事をしているからです。

午後の研修が開始され、その禁則事項の誤解を解きました。

そうしたら、一時に彼らの顔が幸せそうな笑顔に変わりました。

「そうか、私のたった一言が、こんなにも彼らをしばっていたのか」と
身にしみて分かりました。

人の立場に立って考えることの大切さを、あれほど思いしらされたことがありません。
講師という立場で伝えてはいましたが、自分が本当の価値を知ることができました。

TWI-JRは、言葉も違う、立場も違う、生活も教育も宗教も違う人達と
接するために、最も必要なスキルだと思っています。


最後に。

みなさんが今までの経験で身につけてきた仕事のスキルは
みなさんでした伝えられない、素晴らしいものです。
かけがえのないものだと信じています。

そのスキルを、ぜひ人に伝えてほしい。

それを必要としているところに。

必要としているところは、どこにあるのか。

必要としているのは、誰なのか。


人に伝えることなく、埋もれさせないでいただきたい。

必要としている多くの人に伝えることによって、
昔の日本が行ってきたように、安くいい物が世界中に行きわたることができたら
素晴らしいことではないでしょうか。

私も、それに携わってきた 一人として

職長さん! あなたの力を貸して下さい!



毎回の長文をお読みいただき、ありがとうございます。

私の体験談で話しを進めていますので、異なる環境、異なる言語
異なる歴史を持った国など、様々にあるでしょう。

すべての方に適切なアドバイスが出来ているかは疑問です。

このブログを読んでいただき、なるほど、と思っていただける方が
一人でもいらっしゃり、一歩進んでみようかと思ってもらえたら幸いです。


1.海外派遣者の心得と知識

 ★ 日時 : 6月20日(水) 9時30分~16時30分

 ★ 場所 : 清水テクノカレッジ  地図は こちら
      静岡市清水区楠160

 ★ 主催 : 静岡県職業能力開発協会 問い合わせ先は こちら

 ★ 受講料 : 会員 9,000円   非会員 10,800円

 ★ 内容  1.外国人と日本人との違い

        2.海外のワーカーについて

        3.これだけは知っておこう
           5SとKAIZEN

        4.生活の注意点

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申込書は こちら→ 申込書.pdf

詳細は こちら をご覧ください


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職長さん あなたの力を貸してください! その3 [研修募集中!!]

先日、ご案内した 海外派遣者向けの準備セミナーについて、
なぜ、このセミナーを企画したのかを、本音でつづります。
長文となりますが、お付き合いいただければ幸いです。

このページは その4 最終回です。 その1とその2からお読みいただくことをお勧めします。

 その1はこちら 日本の製造業に携わる労働者に対する現状です

 その2はこちら 日本の製造現場に携わった方に、海外の工場で活躍してほしい
           理由を書きました。 

きょうは、その3として、では、日本の製造業の現場で活躍した人が
日本の産業および文化圏に出かけていくためには、どうしたらいいのか。

 ↓日本の産業及び文化圏とは線の中のこと
japan1.jpg
私が考える日本の産業および文化圏

まずほとんどの方が、海外の工場へ行って欲しいと言われて思うのが
「英語や現地の言葉が分からない」です。

日本で、グローバル人材育成の教育を行っている企業のうち約60%が
英語の語学教育です。

もちろん、英語が話せたほうがいいのは間違いがありません。

では、英語が話すことができれば、うまくいくのでしょうか?

実は私は英語がほとんど話ができません。
仕事で現地の方と接している時に、英語を話すことができればいいのにと
思うことは、しばしばでした。今も、悔やまれてなりません。

現地の人に研修を行う際に、日本人の社員に通訳に入ってもらいました。

その前に、日本人の社員全員に、研修を受講生してもらったので
内容は分かってもらっている、はずです。

日本人の社員も仕事を持っているので、私の通訳には交替で
何人かの人が担当してくれました。

で、通訳の人によって、現地の人たちの理解度に大きく差が出ました。

なぜ

それは、日本人の研修に対する理解度が異なったからです。

若干英語が上手、下手は会ったかもしれません。
ですが、日本人の研修中に、しっかり理解していた人が通訳ではいってくれると
現地の人の反応がいいです。研修の進行もスムースです。

ところが、研修中に、理解ができていないかなと思う人が通訳に入ると
やっぱり、現地の人に対して、私の伝えたいことが伝わりません。

このことから考えると、当たり前かも知れませんが
人に伝えるのは、言葉ではなく、伝えたいと思う心だと思いました。

理解のいい日本人は、研修に興味を持ち、熱心に学ぼうという意思がありました。

でも、理解の今一つだった日本人は、興味が薄かったです。

どちらの人が、相手に一生懸命伝えようとするかというと
やっぱり自分が興味を持った人なのは、間違いないですね。

私が、ここで言いたかったことは、相手とのコミュニケーションとは
英語が話せる、ではないですよね。 伝えたい、と思う心ですよね。
分かっていただけますでしょうか、ありがとうございます。


現地の人との心が通じある交流ができれば、自然とこちらの思いを
自分で伝えたいと思うようになり、自然に英語が話せるようになります。

私も、出張のたびに、自分が英語を少しづつ話せるようになって
うれしかった記憶があります。

なによりもっ!!

自分が伝えたいことは、通訳ではなく、たどたどしてくてもよく
現在形とか過去形とか、ごちゃごちゃでも
一生懸命伝えようとして話せば、相手も一生懸命理解してくれようとします!

そのほうが、お互い人間として理解しあえるのかなと思えました。


出張中に、私の運営のミスで、現地の人たちを混乱させてしまったことがあります。

その時に、私は自分の言葉で伝えたかったので、
会議室で、通訳の日本人が来る前に、現地の人に英語で伝えました。

「I'm so sorry」

現地の人からすると、日本人があやまったぞっ!ということで驚いていました。
でも、そのあと彼らとの距離がすごく近くなりました。

私の仕事である、研修は受講者がいなければ仕事になりません。

講師と受講者との一体感が、満足できる研修を作り上げると思っています。
なので、受講者との距離感を大切にしています。

そんな思いから、素直に言葉になって現れたのかな、と思います。

毎回の長文をお読みいただき、ありがとうございます。

次回はその4になります。構想では最終回です。

では、心を伝えるスキルについて書きますね。

 

1.海外派遣者の心得と知識

 ★ 日時 : 6月20日(水) 9時30分~16時30分

 ★ 場所 : 清水テクノカレッジ  地図は こちら
      静岡市清水区楠160

 ★ 主催 : 静岡県職業能力開発協会 問い合わせ先は こちら

 ★ 受講料 : 会員 9,000円   非会員 10,800円

 ★ 内容  1.外国人と日本人との違い

        2.海外のワーカーについて

        3.これだけは知っておこう
           5SとKAIZEN

        4.生活の注意点

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申込書は こちら→ 申込書.pdf

詳細は こちら をご覧ください


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職長さん あなたの力を貸してください! その2 [研修募集中!!]

先日、ご案内した 海外派遣者向けの準備セミナーについて、
なぜ、このセミナーを企画したのかを、本音でつづります。
長文となりますが、お付き合いいただければ幸いです。

このページは その2 です。 その1からお読みいただくことをお勧めします。

 その1はこちら

その1では、みなさんがご存じですが、私なりに日本の製造業の減少と近い未来
そして、では発想を変えてみてはいかがでしょうか、と書きました。

きょうは、その2として、なぜ日本の製造業で働いてきた人が、
日本の産業および文化圏に出かけていってほしいのか。

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私が考える日本の産業および文化圏

それは、私達が日本の高度成長期を過ごしてきた、その時代が
今の、この地区そのものだからです。

この地区に今起こっていることが、私達は経験して
いいことも、困ったことも、通り過ぎています。

だから、経験した人でなければ語れないもの
それを、伝えてもらいたいからです。

例えば、 安全

この地域の工場では人件費が安いので、機械化されておらず
人の手でモノ作りが行われています。

工場で、安全についてのノウハウが蓄積されていません。
なので、日本では考えられない事故や災害がたびたび発生しています。

私が仕事で行っていた工場で、こんな災害がありました。

工場内が熱いので、手の届くところにあるペットボトルの水を取ろうとして
手を伸ばしたら、手を刃物で切断してしまった。

なぜ

作業者とペットボトルの間に、回転する刃を装備した機械があり
その機械の間に手をいれてしまったからです。

日本では考えられません。が、しかし現実です。

このようなことは枚挙にいとまがありません。

なぜ、そんな機械に手をいれてしまったのでしょう?
なぜ、刃がむき出しの機械が、作業現場にあったのでしょう?

その理由は、安全に対しての教育が不足していることと
労働力が豊富だからです。

根本的には、人の命が安いからです。

労働災害で死亡してしまった労働者の遺族に対する賠償金は
信じられないくらい安いです。
日本では、高級車1台分くらいだと聞きました。

もちろん、物価が異なりますから、それでも遺族にとっては、助かりますが

でも、人の命が車1台!?

その現実を知った時に、やりきれませんでした。
同じ人間なのに、なぜ、そんな扱い方をされるのだろう?

やっとの思いで、職にあるつけた。
家族10人を食べさせることができる賃金を定期的にもらえる職を得た。

それも、運がいいことに日本の企業だ。(本当に日本の企業は喜ばれています)

家族の期待を一身に集めて通い始めた工場で、いきなり腕が片方なくなった。

それって、どうなの? と思わざるを得ません。


日本の工場は安全に関して相当ノウハウを持っています。
例えば、5S。
例えば、ヒヤリハット。
例えは、KY。
例えは、指差し呼称

どれも、大いに役に立ちます。

彼らは基本的に素直なので、面白がってマネするでしょう。
何でも、貪欲に学びます。

なぜ

日本人に教えてもらったことって、家族や知人に自慢できるからです。

そのくらい日本人へのあこがれは強いです。

接するこちらも、楽しくなります。
どんどん「教えて!教えて!」っと迫ってくるからです。

覚える能力は、ま、確かに、かなり遅いですが。。

でも、喜んで教えてもらおうとします。

日本語の会話、日本のアニメ、日本の歌。


「よろしくお願いします。」を教えようと思って、英語に訳そうと思ったのですが
どうもぴったりする訳が無く、困って、もういいや、ということで

「YOROSHIKU ONEGAI SHIMASU」と書いて
、さあ、みんなで言おう! と呼び掛けたら
みんな、一生懸命何回も何回も言ってくれました。
正しい発音は無かったですが ^_^;

いかがでしょうか?

なぜ、私が皆さんに呼び掛けているか、少しでも伝わったなら嬉しいです。

では、明日は、ではどんなスキルを身につけるといいかについて話します。

1.海外派遣者の心得と知識

 ★ 日時 : 6月20日(水) 9時30分~16時30分

 ★ 場所 : 清水テクノカレッジ  地図は こちら
      静岡市清水区楠160

 ★ 主催 : 静岡県職業能力開発協会 問い合わせ先は こちら

 ★ 受講料 : 会員 9,000円   非会員 10,800円

 ★ 内容  1.外国人と日本人との違い

        2.海外のワーカーについて

        3.これだけは知っておこう
           5SとKAIZEN

        4.生活の注意点

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申込書は こちら→ 申込書.pdf

詳細は こちら をご覧ください


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職長さん あなたの力を貸してください! その1 [研修募集中!!]

先日、ご案内した 海外派遣者向けの準備セミナーについて、
なぜ、このセミナーを企画したのかを、本音でつづります。
長文となりますが、お付き合いいただければ幸いです。

私がこの話を誰に語りたいのか、
それは、工場の中に机があり、作業現場で何人もの作業員の面倒をみながら
自分の仕事をこなしている、現場リーダーの方に対してです。

役職で言うと、係長、作業長、職長、班長、と呼ばれる方々です。

私が言うまでもありませんが、日本の工業製品はドイツと並んで世界を常に
リードしてきました。
品質面からいえば、常に世界一ではなかったでしょうか。
私は、自動車関連の企業で品質管理を行っていましたから
身をもって体験しています。

私達が苦労して育ててきた日本の工業が、想像できなかったところで
脅威にさらされ、日本国内では、安く品質のいい日本製品の製造が
立ち行かなくなっていますね。

それは、円高です。

もはや、1ドル100円に戻るということはないでしょう。

それと、工業製品を消費する地域が、従来の 欧米日本という枠組みから
アジア、南米、アフリカ という地域に移っています。

この流れは変えられない、というか、世界の国々が発展していくうえで
当然の流れともいえると思います。

なので、従来のように日本で安くいいのものを作って、海外に輸出する
ということが、大きな流れからはずれてしまっている

川の大きな流れはコントロールできませんね。
川の流れは、欧米+日本から、アジア、南米、そしてアフリカに変わっています。

多くの方がお分かりになっているように、工業製品の製造は
消費地の近くである、最低でもアジアで行うことが、日本の企業のみならず
世界中の企業が、企業の役割を果たすために進んでいかなければならない方向かなと思います。

さびしいことですが。

私も、若いころはメーカーでガムシャラに働いていました。
日本中がそうだったと思います。迷うことなく、一生懸命働けば
報われると信じていたような気がします。

でも、考えたくはないですが、今の工業製品を製造している工場は
  ↓ のようになるのではないか、と思われます。

d0160255_1255397.jpg
この写真は、Niko廃バナナさんのブログです。 デトロイトの廃自動車工場で、イメージとして載せました。


★ 視点を変えて考えてみましょう。

では、どう考えればいいのか。

私は、仕事で東南アジアの国々に行き、現地の人々と接しました。
そして、どれだけ日本の工業製品が、その国の人々に使われているのか。
日本の人々や、日本の企業が、どれだけ好意的に受け入れられているのかを
肌で感じました。

そこで、こんなイメージをしたのです。

下記図は、65年前のころの図です。
何を表しているのかは、お分かりになるでしょう。

japan1.jpg

この時には、日本は武力をもって、強制的に支配の及ぶ地域を拡大していきました。
相手が望むと望まざるとにかかわらずです。

地元の人たちの意思に反して、強制的に労働もさせました。
暴力に訴えて、無理やり従わせた歴史です。

更に、強制的に言葉や姓名を変えさせた、という理不尽な行いもしていました。

ところが、どうでしょう?

別の視点で、見てください。
今、この線の中の国々は、産業と文化面で日本を必要として、日本人を好意的に
受け入れてくれているのではないでしょうか。
国同士のいざこざはありますが、産業と文化と両面で、日本と切っても
切れない関係といえるのでないでしょうか。

ですので、この地域の工場へ行くことは、海外と行くと考えずに
日本の産業および文化圏へ出張または転勤する、と考えてはいかがでしょうか。

この地域には、日本製品がごまんとあります。
車やバイクは日本車が半分以上あるという感覚です。
コンビニもあるし、日本の食べ物がおいてありますし
日本のアニメも、テレビで放送しています。

何としても、好意的なのです。

私が仕事をしていた、フィリピンの企業で、現地の方に
中国企業、韓国企業、そして日本企業のうち、どこで働きたいか聞くと
多くの方が、日本企業を選びます。

なぜ。

日本人はやさしいそうです。人として接してくれるそうです。
私達にも、そういった習慣が身についていますので
きっと、受け入れてもらえるのではないでしょうか。
もちろん、こちらの態度は大事ですよ。

そんなことは分かっているけど、
たとえば親の介護のために家を移動できない、とか
生まれたばかりの子供がいて、今の土地を離れることができない
というかたも、いらっしゃるでしょう。
そういう方にまで、どうしてもと私は言いません。

これからの話は、現状は確かにそうだ。じゃあどうすればいいのか、
と思える方が読み進めていただければと思います。

長文となりましたので、この続きは明日アップします。

 

1.海外派遣者の心得と知識

 ★ 日時 : 6月20日(水) 9時30分~16時30分

 ★ 場所 : 清水テクノカレッジ  地図は こちら
      静岡市清水区楠160

 ★ 主催 : 静岡県職業能力開発協会 問い合わせ先は こちら

 ★ 受講料 : 会員 9,000円   非会員 10,800円

 ★ 内容  1.外国人と日本人との違い

        2.海外のワーカーについて

        3.これだけは知っておこう
           5SとKAIZEN

        4.生活の注意点

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申込書は こちら→ 申込書.pdf

詳細は こちら をご覧ください


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外国人技能実習生を迎える人へのアドバイス [研修募集中!!]

外国人技能実習生を迎える企業で、何らかの形で接する人たちに対しての研修です。
研修の目的は、技能実習生に仕事を教えたり、何かにつけて世話を焼いてあげる人が
今まで、外国人と接したことがなく、不安や迷いがある人たちに対して
海外で外国人に対して、社員研修を行っていた講師である村松が
その体験に基づいて、実演を交えながら、事前に体験してもらう、という内容です。

グローバル人材育成と銘打って、公開で行います。

講師である村松の海外経験や、研修への思いは こちら をご覧ください

1.海外派遣者の心得と知識

 ★ 日時 : 7月24日(火) 9時30分~16時30分

 ★ 場所 : 清水テクノカレッジ  地図は こちら
      静岡市清水区楠160

 ★ 主催 : 静岡県職業能力開発協会 問い合わせ先は こちら

 ★ 受講料 : 会員 9,000円   非会員 10,800円

 ★ 内容  1.相手の環境を知る

        2.言葉の壁を乗り越えて

        3.仕事の教え方
          ※ 講師と受講者が実演を交えて、実際に仕事を教えたり
             接したりしながら、疑似体験をしてもらいます。

   global.jpg    

申込書は こちら→ 申込書.pdf

★ 村松の思いや、コメントは こちら をご覧ください。

外国人と接するにあたって、大変緊張するでしょう。
私も、最初に仕事で外国へ行った時には、何から何までビビリまくりでした。

ですが、同じ人だということが分かって、肩の力を抜いて接することで
自分の人に対してのスキルが、ものすごく向上しました。

恐らく、外国人は自分の感情を表に現すので、こちらが行ったことに対して
反応が分かりやすく、それにより、言葉は間違っているかも知れませんが
良い研究ができた、と思っています。

ぜひ、恐れずに、自分を向上させると思って、取り組んでください。

 


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海外派遣者 準備セミナー [研修募集中!!]

新しく企画した研修のご案内です。

グローバル人材育成と銘打って、二つの研修を公開で行います。
これは、私が2007年から2009年の2年間に、フィリピンの日系企業へ
社員研修に出張していた体験をベースに
これから、外国人との接点をもつ従業員の方へ、不安を少しでも解消できるよう
研修を通じて伝える、というものです。

内容は、模擬体験を多く入れて、日本にいながら、日本人だけの研修ですが
外国人が研修会場にいるように、または外国に来たような気持ちになってもらい
1日を体験する、ということをコンセプトとしています。

二つのコースを考えました。今日は、一つ目を紹介します。

1.海外派遣者の心得と知識

 ★ 日時 : 6月20日(水) 9時30分~16時30分

 ★ 場所 : 清水テクノカレッジ  地図は こちら
      静岡市清水区楠160

 ★ 主催 : 静岡県職業能力開発協会 問い合わせ先は こちら

 ★ 受講料 : 会員 9,000円   非会員 10,800円

 ★ 内容  1.外国人と日本人との違い

        2.海外のワーカーについて

        3.これだけは知っておこう
           5SとKAIZEN

        4.生活の注意点

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申込書は こちら→ 申込書.pdf

★ 村松のコメント 

 初めて海外の工場へ派遣される人を対象に、海外の生活、宗教、習慣、価値観の違い等から
最初はかなり苦しみます。
ですので、派遣される前に、少しでもどういった違いがあるのかを知っておくことで
海外に行った後、「ああ、そうか。研修で言われてたのはこれか。
こういった場面では、研修ではこうやって考えてみたらいいよ、と言ってたな。」
と思いだしてもらうことを想定して、お伝えします。

例えば、海外で働いた経験のある方、ほとんどみなさんが言っていますが
時間のルーズさ。

会議などに、時間通りに集まるなどは、海外ではありえないことですね。
ましてや、5分前行動などは、異次元の世界の話です。

待たされることでイライラが募り、遅れた現地のスーパーバイザー(日本で言う管理監督者)に
どなってしまいます。
そうすると、彼らはここをを開かなくなり、仕事がやりにくくなります。

そういうときには、例えば

 1)10分くらい前を集合時刻にする

 2)自分の仕事を持っていき、待ち時間に急ぎの仕事をこなす

 3)時間通りに集まった人に、ごほうびのお菓子を与える

等々、工夫をします。

大事なのは、私達の常識を、とっぱらうことです。
私達とは異なった環境で生きてきた彼らに、私達の常識を押しつけても
理解できないし、反発を買うだけです。

反発を買うと、彼らは、将来どうなるという想像力が乏しいので
思ったままの行動にでる場合があります。

分かりやすく言うと、日本人は、「こんなことを会社の中で言ったら
周りの人から何をいわれるか、わからないから、言わないにしよっと」という発想ですが
外国人は、後先考えずに行動にあらわしてしまう恐れがあります。

 ★ 村松が伝えたいこと

2年間、日本とフィリピンを行ったり来たりしました。
その間に、日本に帰ってきて疲れで、事務所でぶっ倒れたこともありました。
また、帰国途中に激しい下痢に襲われ、飛行機のトイレから出て来れないという経験もしました。

外国人と付き合うのは、最初は大変でした。悩んで悩んで、ホテルで眠れなくて
げっそりしてしまったこともあります。
その経験から、人間を理解することの大切さと、相手の立場に立つことの必要性を
学びました。
今の仕事に、大変生かされています。

海外に派遣される人は、不安と恐れで辛いと思いますが、きっと素晴らしい経験を
積んで帰ってくることができるはずです。
なので、その不安と恐れを解消できるよう、一生懸命伝えます!

よろしくお願いします。

 

 


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新年度 職業能力開発研修一覧 再アップ! [研修募集中!!]

2012年度研修一覧を作成しました。よろしければご覧ください。

なお、ブログ左に常に一覧を見えるようにしましたので、そちらもご活用ください。

【 閲覧画面 】  ※文字が小さいため、画面によっては見づらいかもしれません。

   こちらが表面                     こちらが裏面            
 ・新入社員向け                   ・人材育成について                      
 ・職場リーダー、監督者向け            ・非製造業関連
 ・海外派遣、外国人研修生対応          ・社内インストラクター養成
 ・製造業向け
          
                     各研修案内と
 各研修案内が記載されています。          受講料、受講時間
                               申し込み方法を記載

    P1.jpg              p2.jpg

表村松経営サポート・平成24年度研修案内.pdf   裏村松経営サポート・平成24年度研修案内-2.pdf 

                          

【 ダウンロードはこちら 】 

村松経営サポート・平成24年度研修案内.pdf ※2枚すべてを見ることができます。

申込書.pdf  ※お申込みはこれでお願いします。

********************************
  村松からお伝えしたいこと

2011年は、村松経営サポートとして、各企業に研修や交流会の企画及び呼びかけを
行ってきました。
参加していただいた企業の皆様、本当にありがとうございました。

2011年の反省を踏まえ、2012年は自分の原点に立ち返ることにしました。
それは、多くの人と出会い、村松を知ってもらうことです
職業能力開発協会主催を通して、研修講師の立場で皆様に
お会いできることを選択しました。

研修の内容につきましては、村松からも情報発信させていただきます。
また、詳細のお問い合わせには、直接お答することも可能です。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

今日の歩数 5,014歩


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静岡で一人から受講できる社員研修を紹介 [研修募集中!!]

2012年度研修一覧を作成しました。よろしければご覧ください。

【 閲覧画面 】  ※文字が小さいため、画面によっては見づらいかもしれません。

   こちらが表面                     こちらが裏面            
 ・新入社員向け                   ・人材育成について                      
 ・職場リーダー、監督者向け            ・非製造業関連
 ・海外派遣、外国人研修生対応          ・社内インストラクター養成
 ・製造業向け
          
                     各研修案内と
 各研修案内が記載されています。          受講料、受講時間
                               申し込み方法を記載

    P1.jpg              p2.jpg

表村松経営サポート・平成24年度研修案内.pdf   裏村松経営サポート・平成24年度研修案内-2.pdf 

                          

【 ダウンロードはこちら 】 

村松経営サポート・平成24年度研修案内.pdf ※2枚すべてを見ることができます。

申込書.pdf  ※お申込みはこれでお願いします。

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  村松からお伝えしたいこと

2011年は、村松経営サポートとして、各企業に研修や交流会の企画及び呼びかけを
行ってきました。
参加していただいた企業の皆様、本当にありがとうございました。

2011年の自社研修の開催は、途中から静岡県職業能力開発協会との共催に変え
交流会は、4回を持って一時中断となってしまいました。
期待されていた企業の方々には、大変ご迷惑をおかけしました。
心よりお詫び申し上げます。

2011年の反省を踏まえ、2012年は自分の原点に立ち返ることにしました。
それは、多くの人と出会い、村松を知ってもらうことです
職業能力開発協会主催を通して、研修講師の立場で皆様に
お会いできることを選択しました。

研修の内容につきましては、村松からも情報発信させていただきます。
また、詳細のお問い合わせには、心より対応させていただきます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

今日の歩数 7,290歩


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