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三保の松原 [思ったこと]

私が生まれ育ったところが、静岡県清水市(元静岡市清水区)の
三保、というところです。

昨日の富士山、世界遺産で話題に上っているところです。

そう。

三保の松原を除外して、世界遺産に登録してもいいですよ
ということで話が進んでいる。

三保の松原から眺める富士は、本当にきれいです。

20060829_182836_21228[1].jpg

また、三保には、「羽衣の松」もあります。

天女が地上に舞い降りて、来ていた羽衣を松にかけた
との言い伝えがある「松」です。


私は、子どもの頃三保の松原の中で育ち、羽衣の松へ
毎日のように行って遊んでいました。

まだ小学校に上がる前の記憶ですが、結構鮮明に
その場面を覚えています。

ともかく、松と砂の印象が残っています。

中学2年の時に、家が引っ越したのですが
その後も、たびたびこの地を訪れています。

やっぱり子供の時期に育った場所は、懐かしいですね。


もう、45年以上の前になります。それらの記憶は。

ところが、最近は違和感を感じるのです。


それは、あれほど遊んだ砂浜が小さくなっているのです。

もちろん、子どもの頃の体感と、大人になってからの体感が
異なることはよ~く、理解しています。

子供のころに上った、高~い木が、大人になって
なんだ、こんなに低い木だったのか、とがっかりする
というパターンですね。

知ってます。

でも、それ以上に小さくなっているのですよ。

私が通っていた中学校は、三保の砂浜のそばにある
清水市立第五中学校というところでしたが
毎月、マラソン大会があり、スタート地点は
砂浜でした。

その砂浜に、100名以上の生徒が横にずらっと
並んでスタートしました。

でも、今はそれほどは並べないのです。


三保の砂浜は潮流による浸食が進んでいるのは
事実です。

そのために、人工的にテトラポットを海に沈めて
浸食を防いでいます。


どうなんでしょう?

三保の松原を世界遺産の登録へ、これからも
推進していくのであれば、抜本的な対策を
講じなければ、登録されたはいいけど
将来なくなってしまう可能性もあるわけです。

しかし、今以上人口の建設物を使って
その景観を保つってもの、文化的にどうなの?

とも思います。

既に私にとっては、思い出の地になってしまっていますが
それでも大変気になる出来ごとです。



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