９０度のお辞儀

今日は顧問先の社会保険の算定確認ということで
年金事務所の出張所まで行ってきました。

分かる人には分かる話ですが、その人たちは限られた人で
全く分からない人が大半だと思います。

簡単に言うと、企業の事務処理を定期監査するために
年金事務所（昔の社会保険事務所）のお役人さんたちが
地元のホールに、企業の担当者を呼び出して
書類をチェックする、ということです。

で、私が企業の担当者の代行で出かけました。

年金事務所の方が何人かいらっしゃいましたが
熱心に勧めてくれたので、若い女性の担当者に
書類の監査をお願いしました。

先方も仕事ですから、非常に丁寧な言い方ですが
厳しいところは厳しく、譲らない点もありました。

私の書類の不備もあり、指摘も受けて、無事終了しました。

思いのほか時間がかかり、それではお疲れ様でしたと
机をはさんで、お互いに立ちあがりお辞儀をして
分かれようと思いましたが、、、、

その方が、立ちあがって、ホールの出口まで見送ってくださいました。

そして、出口で、体の前で手を合わせて、深々と９０度のお辞儀をして
ありがとうございました、とあいさつされたのです。

驚きました。

まがりなりにも、お役人さんなのです。

その方が出口までお見送りしてくれて、
まるで販売の方のように、しっかりとお辞儀してあいさつしてくれたのです。

いやあ、世の中変われば、変わったのもですね。

その方が特別だったのか、年金問題で社会保険事務所が解体され
新しく出発した年金事務所だから、心機一転、形も改めたのか
分かりませんが、民間もうかうかしていられませんね。