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散髪に思う [思ったこと]

今日は、久しぶりに散髪に行った。
行きたい行きたいと1ケ月前から思ったいたのだが
なかなか行くチャンスがなくて、これだけ待たされてしまった。

行きたかったら行けばいいとおもうのだが、そうはいかないのだ。

なぜ

私は、生涯10回以上引越しをしているにも関わらず
散髪店に行った店舗数は、10店に満たないのである。

そういう人も結構いるのかな、とは思うが、なんでこんなにも
新しい店に行くのが嫌なのだろう?

散髪は、してもらう側は椅子に座ったままですべてを相手にゆだねる。
しかも、きっちりと自分の考えを伝えずに、
例えば「全体的に短くしてください、そろそろ夏だから」というような
わけのわからないイメージで、注文する。

もし、自分のイメージと全然違ったからといって
もともと自分の伝え方が甘かったので、「気に入らないから金返せ」とは
言えないし、言った人を見たことが無い。

なので、言葉が少なくても、自分のイメージに近く仕上げてくれる店を選ぶ。
だから、行きつけの店にしか行けず、新しい店に、飛び込む勇気がでないのだ。

更に、人間関係も大きく関わってくる。

一度座ったら20分から30分は、二人きりで時間を過ごさなければならない。
しかも、こちらは身動き一つできず、右を向いたり、左を向いたり
下や上を向くのは、すべて相手の意のままにしなければならない、という
絶対的服従の関係が続くのだ。

なので、よもや相手の機嫌を損ねることなどあってはならない。

だから、きちんとコミュニケーションを取って、人間関係の構築に
務めなればならないのだ。こちらがプレイベートな時間にもかかわらず。

そうあると、苦痛を感じずに会話ができる店を選らぶ。
話が合う店があれば、もうそこから離れるという選択肢は存在しなくなる。


新しい散髪店に入ろうとして、まてよ、自分のアバウトな指示を
果たして受け止めてもらえるだろうか?という疑念と
こちらが完全なプライベートな状態でも、相手と会話ができるほどの
コミュニケーションの達人がいるだろうか?という奇跡の出会いが
見込まれる可能性は、かなり確率的には低いのではないだろうか。

そういうことがあって、私は散髪店を変えることを自分の人生の中で
リスクを取らずにきたのだった。


などということを散髪をしてもらいながら、考えていました。

 


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コメント 1

マチャ

>例えば「全体的に短くしてください、そろそろ夏だから」というような
わけのわからないイメージで、注文する。

あ、つい先日そう言って切ってもらいました(苦笑)
僕も散髪屋はあまり変えない主義ですね。
by マチャ (2012-06-23 17:55) 

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