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はやぶさ 川口教授の講演 [思ったこと]

今日は、浜松で、はやぶさプロジェクトリーダーである川口教授の
講演があり、友人と聞きに出かけた。

とても話が上手で、まさに「立て板に水」で
次々と言葉があふれ出て、ジョークも取り混ぜながら
1時間30分があっという間に過ぎた。

いくつもためになる話しをうかがうことができたが
特に印象に残った話を2つ、書き留めておく。

まず、一つ目

はやぶさが、長い長い宇宙の旅から帰ってきて、地球まであと少し
というところで、積んでいたイオンエンジンが故障して
帰還が危ぶまれた。

開発エンジニアリング者の必死の努力で、イオンエンジンが回復して
イトカワの砂が入ったカプセルが地球に届けられ、最後の役目を
果たしたはやぶさは、流れ星のように、光り輝いてその最後の姿を
私たちの目に焼きつかせた。

というのが渡したが知っている、ハヤブサの最後だが
川口さんは、イオンエンジンが壊れたのは、ハヤブサが意思を
表したと思った、とのことだった。

理由は、もともと、はやぶさは、地球に帰還する計画で
その構造も持っていた。

ただ、燃料が事故で宇宙に噴き出てしまったため
仕方がなく、地球に突入して燃え尽きてしまったのだ。

ハヤブサは、燃料がなくなった時点で、自分の運命を悟り
地球に戻ると、自分は燃え尽きてしまうので、その帰還を
遅らせるために、イオンエンジンを止めてしまった、と思った、
という話をしてもらった。

ハヤブサが自分の意思でエンジンを止める、という
あり得そうな話が、聞いている人の心をとらえ
会場中が、そうだよなな、という雰囲気になった。

あの、ハヤブサだったら、そのくらいのことをやりかねない
しかも、最後は,キチンと自分の仕事をやり終えた、というこも含めて


次のエピソードは、将来の科学者を目指す子供たちへのアドバイスとして
今あるものをベースに考えるのではなく、
ないところから考えていっても強い、というメッセージを
繰り返し伝えていた。

その中で、この言葉が印象に強く残った。

「目の前にあるものは、すでに過去のもの。」

すごいなあ、どんな新製品でも、すでに過去のものだって(^_^;)

これから使うのにねえ。

現在は過去、ということですね。

常に未来を見て、すすんでいきましょうっ!


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