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教育を現場で役に立たせる [人材育成のヒント]

研修を行ったが、現場で教育内容が活かされていない
という話をよく伺う

先に結論めいたことを言うと、永遠のテーマのようにも
思われる。

教育が現場で活かされたら。

教育が現場で活かされないなら、やらないほうがまし?

そもそも、すぐに活かされる教育と、基礎をじっくり作り上げる
教育があって、それを使い分けなければならない。

等々、さまざまな論戦があるが、昨日
ある製造業で人事をされている部長さんの話を伺い
分かりやすいな、と思ったので書き留めておきます。

例えば、工場で安全衛生法などの法律で誰かが資格を
もっていないといけないものってありますよね

クレーンとか玉掛けとか

あれらは資格がないと、技能があっても操作することが
できないから、必ず取らなければならない

仕事で必要であれば、お金をだして講習を
受講させる

これらは、教育に掛けた時間と費用が、そのまま
仕事に活かせている、ということができるでしょう。

まあ、いろいろご意見はあると思いますが^_^;

さて、ではもう少し突っ込んだ資格で
危険なものを取り扱うための資格

作業主任者とか、危険物、有機溶剤等々

これらも、法律で取得しなければいけない資格ですので
工場の誰かが資格を取りに行く

時間と費用を掛けて

場合によっては、結構な時間と費用がかかるものもある

ところが、それだけ費やして取得した資格を
工場内で活かしているか、ということですね

もちろん、立派に活かしているところも多くあります
掛けた分、効果はあった、ということでしょう

ところが、誰かが資格をもっていないといけないから
取らせただけで、実際は、やりやすいように
作業をしてしまっているケースを、散見します

これって、教育を現場で活かしてないよね

ということになるのではないでしょうか


大変分かりやすい例ですが、こういうムダなことが
当たり前のように行われているのが現状かなと思いました


何のために、その資格を取るのか

資格をとった人が、その知識や技能を現場で
どのように活かすのかを、どのように事前に考えているのか

そういう戦略的なことがなく
教育したことが現場で活かされていない、
ということになるのでは


小難しいことを言ってしまいましたが
こういうところから考えると分かりやすいかなと
思いました

この話を伺った部長さん、ありがとうございます
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