フォーユーとフォーミー

先日、フォーユーとフォーミーの違いについて
よ～く分かる出来事を体験したので、聞いて下さい。

その前に。

フォーユーとは、文字通り「あなたのために」

で

フォーミーとは、「自分のために」

どちらがいいとか悪いのではなく
フォーユーを発揮するべき時や場所において
フォーミーを発揮してしまうと
相手に何も伝わらないし、自分がへこみますよ

ということです。


では、その体験を。

相手は複数の人で、同時に自分の思いを
伝えていた場面でおこりました。

目の前にいる人に分かってもらいたくて
いろんな実例を出したりして、一生懸命
話していました。

これは、フォーユーの気持ちですね。
確かにその通りでした。

自分の知識欲を満足させるのが目的ではなく
相手にとって有益な情報を伝えたかったのです。

ところが話の最中に、うろ憶えの知識がでてきて
その場で確かめればよかったのですが
つい、勢いで話したところ、間違っていたことを
聞き手側から指摘されてしまいました。

その人は悪気があって指摘したのではなく
明らかに間違いだったので、私に教えてくれました。


そころがその瞬間、明らかな間違いに気付いた私は
オロオロしてしまって、その後の話も
しばらくメタメタになってしまいました。


後から改めて気付いたのです。

間違いを言ったことを「恥ずかしい！(>_<)」と思ったのは
フォーミーでした。

だって、「私が」恥ずかしい、ですから。


でも、そのあとメロメロになってしまい
聞いてくれている「あなた」に迷惑を掛けてしまいました。

場合によっては指摘してくれた「あなた」にも
気まずい思いをさせてしまったかも知れません。

だから、すぐに気持ちの入れからをすれば良かったのです。

恥ずかしい！「フォーミー」から
間違えました、あなたにすみません「フォーユー」

素直に謝りを訂正し、改めていい直しをさせてもらい、
それで、スムースに続行させてもらう。

このほうがよっぽど「フォーユー」だと思いました。


なかなか、瞬時に気持ちの入れ替えは難しいかも
知れませんが、意識しているのといないのとでは
明らかに異なりますので、
「フォーユー」とはどういうことなのかを
いつも意識していたいと思います。