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駅の階段で。。 [思ったこと]

最寄りの駅である富士宮駅でのできごと。といっても、家から車で25分くらいかかりますが(^^ゞ

上りの列車をホームで待っていると、下りの列車が来て、ばらばらと降りてくる人の中に

白い杖をついた全盲と思われるお年寄りの女性と、その手をつないで引く中年の女性が

目にとまりました。

結構大きな声で話していたので、話の内容から相当親しい関係。

もしかしたら、母娘かな、という感じでした。

 P1060198.jpg

     ※写真はイメージです。

なぜ大きな声だったかというと、どうも口げんかしているようでした。

それも、全盲の母と思われる人が娘と思われる人に文句を言っているのです。

それでも、手をつないで階段の下まで来たとき、ついに母が怒って

娘の手を振りほどきました。

娘も怒って、どんどん階段を一人で上って行ってしまったのです。

残された母は、杖を頼りに1段1段ゆっくりと、相当ゆっくりと階段を上って行きました。

img_1083537_47974886_0.jpg

      ※写真はイメージです。

私も気になってどうなることかと、ずっと見入ってしまいました。

娘は、一番上まで上ると、ゆっくり上ってくる母を見下ろしています。

事情は分かりませんが、階段を下りて行って、母の手を取ってあげたらいいのにと

思ってしまったのですが、きっと、娘が手を差し出しても母は手を振り払うでしょう。

そんな母の気質を娘さんが最もよく知っているのかな、と思い直しました。

とうとう、一番上まで母が上りきると、それまで、すっと見守っていた娘が近寄っていって

何事もなかったのかのように、母の手を引いて、改札口へ向かいました。

母も、当たり前のように手をひかれてついて行きました。 

hand.jpg

 ※くどいかもしれませんが写真はイメージです。

他人が入りこむすきまもないくらい、二人の息はぴったりしていました。

一見、けんかして、もう相手の世話にはならないって感じでしたが

それが二人の会話だったのかもしれません。

その流れのあまりにもスムースさに、あっけにとられて見ていた私でした。

この二人の間で蓄積された長い時間の中に、外から見ていただけでは計り知れない

ものがあるのだなあ、と思いました。

人って、すごいですね。ほのぼのというか、温かい気持ちにさせてもらいました。

ありがとう。

 

最後に、今朝の富士です。

家から歩いて5分くらいのところから撮影しました。

手前に見ているいる、山肌が崩れているところが大沢崩れ、です。

写真では、まだ両端が切れてしまっていますが、左右にはまだまだ

稜線が末広がりで広がって見えます。みなさんにも診てもらいたくて載せました。

DVC00041.jpg

 ※この写真は拡大できます、クリックしてください

今日の歩数 5,147歩


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