顧客のニーズ [人材育成のヒント]
今日は、仕事をスムースに運ぶための小物を2点電話で注文した。
一つは、 アドビのアクロバット X STD、バージョンアップ版 と
二つ目は、イー・モバイルのWi-Fiだ。
どちらも、使っている人にとっては当たり前のものだと思うが、
ある目的を持って、それを選ぼうとしている人にとっては、全くの未知の世界である。
ようるすに、「何を欲しいのかが分からない」のだ。
ニーズを自分で分かっていない、ということになる。
最初のアクロバットは、こちらのやりたいことは、原稿をスキャンしてPDFファイルにして
それをワードに変換したい、という目的があった。
そのファイルのことを一般的にOCRファイルというらしいが^_^;
OCRファイルの一番すぐれているのが、アクロバットだというこをネットで調べた。
まあ、PDFをつくっている会社のソフトだから、当たり前といえば当たり前なのだが。
話しは、ここから。
こちらの持っているアクロバット 9のソフトをバージョンアップしたいのだが
それは、スキャナーに付属されていたソフトなので、バージョンアップで対応してもらえるのか
新しいソフトを購入しなければならないのかを尋ねた。
どうも、その手の問い合わせは多いらしく、あっさりとOKをもらった。
では、バージョンアップを購入しましょう、ということに話しがすすんだのだが
電話の向こうで応対してくれた人が、
「せっかく電話をいただいたので、この電話をお借りして
いい情報をお伝えしてもよろしいでしょうか?」
いい情報だったら、なんでも聞きたいので願いします、と頼んだら
10%割引のクーポンコードを教えてくれたのだ。
「ラッキ~!! いやあ電話して良かったですよ、ありがとうっ」と
電話する前は、ドキドキで掛けたのだが、最後はルンルンできることができた。
黙っていても、この客は購入したのに、敢えて割引があることを教えてくれたこと。
その心遣いに嬉しくなってしまったのだ。
言われたらやる、のではなく、相手の喜びを自分の喜びとできたのだろうかあ、あの人は。
二人目
私は、外でもPCを使うので、エアーエッジの頃から無線でのつなぎ放題が
仕事で必須だった。
その後、エーモバイルに変更して、まだ使い続けている。
そのうち、無線のネット接続スピードが早くなってきたので、
家のADSLを解約して、無線のみでネットを使っていた。
問題はここから。
世の中でWi-Fiというものが氾濫してからも、私はそのまま無線接続を使い続けていた。
なぜ?
Wi-Fiとは何だか理解できなかったからだ。(-_-;)
新しいものにチャレンジする勇気がなかったからだ~(^^ゞ
で、いつまでもこのままではいかんということで、今日勇気を振り絞ってエーモバイルに電話した。
応対に出てくれた人は、結構事務的に本人確認を済ませ、いよいよ本題。
私 「あの~、、、、、、変なことを聞くようですが。。。」
イーモバ「?? ハイっ?。。。」 不審そうな声、やばい、人間関係が
私 「私が今使っている無線のやつと、Wi-Fiの違いを教えてほしいのですが。。。」
イーモバ「。。。。アアっ! (明るい声で)そうですが、分かりましたあ」
といって、親切丁寧に教えてくれた。
やったあ、人間関係がうまくつくれた!
こちらとしては、何をいまさらきいちゃってんの?とおもわれないかなあ、
とドキドキしながら電話したのだけれど、
それから繰り出す、こちらの初歩的な質問の嵐に、どれもこれを丁寧に答えてくれて
ついに、自分にピッタリのものにたどりつくことができたのでした!
イーモバイルのHPを見ても、機種が一杯。価格設定も、ごちゃごちゃしていた分からず。
そんな不安を一掃してもらえて、本当にありがたかった。
すべての用件を伝え終えて最後に、私がこう言いました。
「あなたが応対してくれたので、本当に私はラッキーでした。ありがとう。」
イーモバさんにとって、最高の言葉かどうかは、分かりませんが、心からの
感謝を自分の言葉で伝えました。
どうおもってくれたかなあ? せめて今日一日は覚えててくれたらなあ。
ニーズが分からない人に、相手の立場に立って先回りをして、導いてあげる。
接客の基本だけど、そのものズバリに出会えたことで、うれしかった。
その後の仕事がはかどったのは、もちろんでした!
今日の歩数 万歩計を家に忘れたため?
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