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励ましのアドバイス [人材育成のヒント]

昨日、なるほどという言葉を聞いた。それは、

「脅しの説法」は使ってはいけない。という内容だった。

この言葉が印象に残ったのだが、さすがにこのブログのタイトルには不似あいだと思い
逆説の言い方で、励ましのアドバイスとした。

脅しの説法とは、それなりの立場の人が人々を不安に陥れて、だからこうしなさい
と指し示すことをいう。

例えば、以前ノストラダムズの大予言がものすごくはやり、それを信じた人が
自殺してしまった、という悲劇があった。

16世紀に存在した占星術師であるノストラダムスが行った未来の予言が、
ことごとくあたってしまい、さらに1999年に世界の破滅が来る、と言っている。
という内容だった。

今でいうと都市伝説のように「信じるか、信じないかはあなた次第です。」というオチで済んだ
話だが、当時は世の中がパニックを引き起こした記憶がある。

これが脅しの説法である。

ノストラダムスは、未来の人に知って欲しくて文献を書き残したのか
それを発掘した人が、どういう思いで現代に発刊したのかはわからないが
いずれにしても、例え、本当に将来のことが分かったとしても
それを、人々に恐怖心を与える言い方をして、行動を促すのは、いかん。

将来のことを知っていても、直接的な言葉でそれを伝えるのではなく
気付かせるような言い方で、正しい方向へ歩ませることが
そういう立場に人には必要で、それをタイトルで励ましのアドバイス」と訳しました。

具体的にいうと

今日のように雨が降っている道を歩いている子供に対して親が
「滑るから気を付けて歩きなさい。ケガするよ」ではなく
「ゆっくり歩こうね、もうすぐお店だよ」とうい言い方になるでしょう。

では、これを私達の仕事に当てはめると
そういう立場の人とは、経営者、管理職、上司、リーダーとなります。
立場によって、人に与える影響力は違いますが
いずれにしても、その人から発した言葉は、本人が思っているより
大きな影響を与えます。

上司が成績の上がらない部下に対して

「こんな成績が続くようだと、他に移動させるからな」などと言うのは脅しの説法
例え、これが元気を出させるための親心だったとしても、受け取る側には
恐怖心を植え付けてしまいます。


これを励ましのアドバイスに直すと
「どうしてこうなったのか理由を行ってごらん。これからどうしたらいいのか考えてみよう」
となりますね。

こういう話しを管理職やリーダー向けにおこなうと、このように反論されます。
「そんな甘いことをいっていたら、ますますやらなくなってしまいます。
ビシッと言ってやらなければならないときは、言ってやらないと分からないんですよ。」

そうかも知れません。あなたの職場では。
もし、本当にそうだとしたら、そういう職場風土を作ってしまったのは、あなたかも知れません。

 

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私が今回伝えたかったのは、

人を動かすには恐怖心を与える方法が手っ取り早い

人に影響を与える役割の者は安易にその方法に頼ってはいけない
なぜなら、お互いの関係が悪くなるから

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今日の歩数 5,954歩

 


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