SSブログ

良品を作ってくれてありがとう! [社員研修での出来事]

今日は、TWI-JI(仕事の教え方)とJR(人との接し方)の
最終日だった。

両方とも、受講者が当初の緊張が解け、和気あいあいと
しかも、熱中した中で、取り組むことができた。

さて、本題だが、今回両コースで、私が製造業の現場を
元気にしたいと思っている方法として

「良品を作ってくれてありがとう!」

「安全仕事してくれてありがとう!」という意識を現場に
広めてみましょう!

という話をしましたが、それに関連した話がでてきたので
書き残しておきます

JR(人との接し方)の中で、部下が少し元気がない や
早く出社していた部下が、ギリギリで来るようになった、等と
少しの雰囲気の違いに気付き、早めに対処することで
良好な人間関係の職場作りをしていきましょう。

ついては、以前体験した、ちょっとした人間関係のもつれを
題材にして、対処の仕方を学びましょう、というカリキュラムがある

その中で、6人中、3人が同じような体験談を披露してくれた

部下、A君とB君が、会話をしなくなったり、お互いを避けるように
なった。どうしてだえろう。

その理由は、例えばA君は品質に非常に厳しく、そのため
ラインの生産効率が低下したり
B君の品質意識が気に入らず、文句を言ったり
という具合に、トラブルが現場のあちこちで起こっていたのだ

日本の製造業の品質は世界最高であり
ぞれにより日本の工業製品は、安くて品質がいい、と世界を席巻した

だから、その品質意識を低下させてもいい、とは思わない

しかし、品質レベルを維持するために

「不良に対して怒ったり、文句を言う」というやり方が
結果として現場の人間関係に悪影響を与えている、ということが
問題なのだと考えている。

今回の3つの事例は、まさしくその例で
品質に厳しい人は、性格的に人から文句を言われたくない人で
プライドが高かったり、しっかりしているがゆえに、
過剰に品質に厳しく反応して、結果として、周りの人との
人間関係が、ぎくしゃくしている、という現状なのだ

品質不良を見逃してはいけない。

次工程に不良品を渡してはいけない。

だけど、次工程に良品を渡したら、ありがとう。という雰囲気。
間違ったら、誤る。良ければ、ほめられる。

というバランスが取れている職場の雰囲気をつくることができたら
そのように品質に厳しく、しっかりした人が
現場で、孤立することにはならないのではないだろうか。

繰り返して言うが、不良にのみ罰を与える文句を言う
というバランスを欠いた、職場の雰囲気では
大切な人をダメにしてしまう。

ということを伝えたい。
実際、そのような例が現場で発生している。

ことあるごとにそのことを伝えて行こうと思うし
この考えがひとりよがりかどうか、多くの人に聞いてみたいと思う。

 


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

ねんきん特別便反面教師 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。