じっと我慢 [人材育成のヒント]
今日は、零細の鉄工所に訪問させてもらい
社長から、人材育成について、いいお話を伺った。
親である先代の社長から会社を引き継いで、二代目として
ずっと零細の鉄工所を経営してきた
社長がまだ若く、この鉄工所の一社員だったころ
30年くらい前に、5千万円のたいまいをはたいて
NC制御装置がついた、工作機械を、この地区真っ先に
導入したそうだ。
当然、彩である社長からは反対されたが
零細の鉄工所が生き残っていくためには
新しいものを導入していかないと、ダメだ、という信念で
そのころからら、ずっと、新しい機械や技術を導入してきたそうだ
このような、革新的な経営者が、どのような方針で人材育成
してきたかというと。
「じっと、我慢」してこられたそうだ。
零細の鉄工所は量産品ではなく、1ケ物を作っていくので
常に自分で考えて、工夫していくとこが作業者に求められる。
なので、教えるのは簡単だが、それではいつまでも
人に聞いて、何かあった時に自分で解決の糸口を
見つけることができない。
そうすると、その人が会社に居づらくなってしまう。
だから、、胃に穴が空くほどじりじりしているのだが
不良を出しても
機械を壊しても
工具を壊しても
じっと我慢して、育ってくれるのをまっているのだそうだ。
機械の扱いと、人の扱いが、真反対なのが
面白く、社長の白髪に、いろんなものが詰まっているのが分かった。
いつまでもお元気で、仕事に頑張ってください
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