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車いすでの猛ダッシュ [人材育成のヒント]

昨日、事務所の前の道路を、車いすの男性が
必死になって、渡っている姿を見た。

その道路は、片側一車線だが、新幹線ひかりが停車する
静岡駅のすぐ横を、南北を横断できる唯一のものなので
結構、車の行き来が激しい。

また、静岡市内で最もにぎやかな場所なので
人通りも大変多く、
ようするに、常に、車の間をぬって、人が横断している
という状態の場所ということです。

なので、車が行き過ぎるのを待って、人がワラワラと
道路を横断する姿は見慣れた光景だったし
車を運転している人も、ここはそういう場所だ、と思い
スピードを出している車も少ない。

それにしても、車いすでの横断は初めて見た。

しかも、車が通り過ぎたのを見計らって
猛ダッシュで渡っているのだ。

「危ないな~」とも思ったが、それ以上に

「そんなあわてなくても大丈夫ですよ。
車の方だって、目の前を車いすの人が渡っていれば
絶対にスピードを落とすから」 と思った。

車いすの方は、危ないと思ったから猛ダッシュだったのか
それとも、車の通行に迷惑をかけてしまうと思ったのか。

いずれにしても、立場によって思いや行動が変わってきますね。


こういうことって、普段の私たちの職場でもあるのではないでしょうか。

少数派、または弱者の人たちが、多数派の人たちの思いが
理解できずに、はたから見ていたら、そこまでしなくもていいのに
とおもうほど、がんばっちゃうってパターンですね。

例えば、新入社員。

先輩に迷惑をかけまいとして、がんばっちゃう。
頑張りすぎて、体を痛めてしまう。

とか。

男性社員ばかりの職場に配属された、女性社員。

仕事で男性を差をつけられたくないので
他の人よりも必死になって仕事をこなす。
残業多くも、一番たくさん仕事を抱えてしまう。


こういった場合、どうすればいいのでしょうね。


車いすの方が目の前で猛ダッシュで、横断していたら
車を運転している側が、
車を停車して、パッシングなどしてあげて
「いいんだよ。ゆっくり渡って」
という意思を示してあげればいいのではないでしょうか。


多数派、または強者の立場の方が
一生懸命頑張りすぎている弱者や少数派の人たちを見たら

声を掛けてあげる。

肩をたたいてあげる。

「大丈夫だよ。そんなに必死にやらなくても」


歩み寄ってあげましょう。
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