SSブログ

自由な発想 [社員研修での出来事]

おとといから3日間連続で、ある工場の中堅社員向けに
必要と思われるスキルを身に付ける研修を行っている。

午前中1コース、午後に別の1コース。
計21名の参加だ。

この企業とは2006年から、年に1回から2回通っており
研修の幅を徐々に広げてきた。

今回は、だいぶ若手の方の参加が多く
今自分に必要だと思うスキルかどうかを感じさせることが
大事かな、っと思っている。


そこで、人と接する場合、様々なケースがあるが
その場面場面で私たちの取るべき行動を
考えさせる訓練を行うプログラムが含まれている。

相手が人なので、絶対にこれが、という答えは無く
自由な発想で、まずはいろいろ考えをだしてみましょう、
と促すのだが、なかなか発言だ出てこない。

昨日、どうしてだろうなあと考えた。

人に対して、どうしてかな、となった時には
相手の立場に立って考えるのが一番。


そうだ。


中堅社員だと、自分では何か判断する場面よりも
上司からや他部署から指示や指導を受けることが多い。


で、そのような場面では、自由な意見を述べるのではなく
正解な答え。が求められるのだろう。

私が同じ立場でもそうかもしれない。


だから、自由な発想というのに慣れていないのだろうな。

もっと言うと、間違う恐怖感、に覆われている
という雰囲気を私は彼らから感じ取る。

間違った事を言うと、叱られる。

間違ったものを作る(不良を作る)と、クレームとなる。


だから常に、正しいものを作り続けなければならない。

そういう殻で覆われた組織で仕事をしている彼らに
いきなり、研修だから、間違ってもいいから
発言してみよう、というのは進行役の傲慢さ
なのかも知れない。

今日が最終日なので、そういう雰囲気から
抜け出せるような進め方をしてみよう。


例えば、私が一歩、、、二歩も三歩も引いて
彼らだけで進めさせる、とか。

やってみて初めて分かることがあるもんね。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

人ごとと自分ごと感謝の心 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。