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海外派遣者向けセミナー [こんな研修をやりました]

昨日、ある製造業で、タイに工場を新設するので
10名程度、日本から技術指導で派遣される、
という人たちを含めたセミナーの講師をしました。

私は、以前、フィリピンの日系企業で
そこの日本人と、現地スーパーバイザーに対して
研修をおこなっていた経験があるので
その経験をもとに、現地の方々と接することって
こういうことだよ、という実際の話をお伝えしました。

例えば、

 1)時間に大変ルーズである

 2)応用ができない

 3)ちょっと先の予測が立たない

等々、いろいろ自分が体験したことから得たことを
エピソードとして話をしました。

当時の私は、自分の身に降りかかった出来事を
充分に解釈できず、相当苦労しましたが
今私があるのは、その時に苦しんだ経験が大きいです。

「ま、いいか」

「こういうことも、あるさ」

このように人に対するこだわりを捨てる感覚ですね。

受講者の中には、自分でいろいろ調べている方もいて
だいたい知っている内容だった。
という前向きな感想もいただきました。


この工場には、日本人が派遣される前に
タイから実習生が何名か来て、教育を
受けるとのことです。

そして、彼らと接したり面倒を見る人たちも
セミナー参加の対象として、総勢40名くらいの
参加をいただきました。

私は関係ない、ということではなく
皆で成功させよう、というセミナー事務局の熱意と
それを自分のこととして受け止めることができる
工場の方々の明るい雰囲気が
とても、ほほえましかったです。


セミナーを少し早めに切り上げて、
実際にタイに行く方々だけ残ってもらい
質問を受けました。

とても書ききれないほどの質問がありましたが
一番時間を割いたのは、安全面でした。

工場ですから、危険はたくさんあります。

まあいいかと思って手を機械に突っ込めば
命の危険さえ伴います。

そして、私は、そういった悲劇のケースを
いくつも見てきました。

本当に、危ないことを平気でするのです。


しかも、現地の方は大きな声で叱られるのは
ご法度です。

肩を叩くのも、大変嫌がります。


だから、日本人としては、一番心配事項です。

昨日の相談で、危ない時に発する言葉を決めて
それを、現地の方に説明して、理解してもらおう
ということになりました。

また、ボディーランゲージを多用することも
申し合わせました。


少しでも、現地で働くことの雰囲気を感じ取って
もらったようで安心しました。

セミナーが終わった時に、「だいたい知っています」
と感想を述べてくれた方も

「知っている」のと「実際に体験する」のは
かけ離れている、ことを理解してもらえば
セミナー3時間と、その後の質問1時間
合計4時間の熱意が伝わったのかな、と思えます。

これからも、何かの形でフォローして
あげたいな、と思いました。

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