富士山と桜と源頼朝

今日は、私の家から車で５分くらいのところにある、歴史と観光名物で少し有名な
「仮宿の下馬桜」を紹介します。

富士宮と源頼朝とは関係が深く、私の家がある朝霧高原は
富士山の麓なので、だだっ広い平原みないなところです。

源頼朝が征夷大将軍に任ぜられて鎌倉に幕府を開いた後
武士の棟梁としてその力を世間に見せつけるために
富士宮の朝霧高原で、巻狩りというものを執り行いました。
全国の武士に一緒に参加するように呼びかけて
それは壮大なものだったようです。

ちにみに源頼朝とは、あの牛若丸、源義経のお兄さんで
当時も、今も義経のほうが人気は高いでしょう、
義経には、絶対的家来の武蔵坊弁慶がいましたからね。

で、兄の頼朝は、源氏の大敵である平氏を滅ぼした後
弟の義経の人気を嫌って、世界遺産になった平泉まで
追っかけて殺してしまった、という人です。

なので人気という意味では義経と比べると今一つ、でしょうね(^_^;)

さて、その兄の頼朝が行った巻狩りとは、今でいう軍事演習で
各武将が騎馬を持ち寄って、軍団として集団行動をとる練習
というものだったそうです。

遠州の途中、頼朝も馬にまたがっていたのですが
休憩するために、降りた馬をつないだ、と伝わっている桜の木が
今も現存しています。

現存しているといっても、当時の桜が残っているのではなく
そのころからあったと思われるくらい、立派な古い桜の木
というものだそうです。

これを、「仮宿の下馬桜」と呼びます。

さて、まずは、その周辺の全景です。
　
右側に見えるのは、旧家で、昔の建造物を保存しています

違う角度から見た景色です。

手前の小川が日に輝いてキラキラきれいです。
富士山の雪解け水ですね。冷たいけどおいしいですよ。

観光名所を前から見たところです。
右の桜は、近年観光としてここを整備したときに
植えられたもののようです。

仮宿の下馬桜は、左側で写っていません。

仮宿とは、頼朝が仮の宿をとった場所、ということで
今もその地名が残っています。

斜め右側から、最近の桜ごしに旧家をみたところです。



旧家の前まで来ました。斜め左側から見ています。

結構な広さが確保されています。
観光バスが、５台くらい止めようと思えば、置けるくらい広いです。
昔は、こういう広場を旧家の前に確保して
部落の人を招いてお祭りをしたり、ひょっとしたら戦の練習とかも
やったかもしれないですね。

さて、この広場から後ろを振り返ると、例の下馬桜を
真正面から見ることができます。

それが、これ！

みごと、花をつけていません。^_^;

私の家は、朝霧高原の標高５８０ｍのところにあります。
そして、この辺りは、標高４５０ｍくらいでしょうか。
なので、だいぶ寒いです。
桜の開花は、まだまだ先のようです。

ちなみに、私の家には梅の木がありますが、まだ咲いていません。

庭には、チューリップとスイセンをうえてありますが
同時に咲きます。

ちょっと、普通とは違う光景を見ることができます。

さて、気を取り直して、旧家の入り口です。

なにやら重々しい門というか、鳥居のような形です。
さすがに、歴史を感じますし、重厚な面持ちがあります。


いかがでしたでしょうか。

大々的な観光地ではありませんが、桜が咲く時期になると
屋台のおでんや、富士宮ですから焼きそばを売るくらいの
にぎわいにはなります。

全文ご覧になっていただき、ありがとうございました。

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コメント 2

素晴らしい場所ですね。桜も楽しみです。
頼朝さんは東大寺大仏殿を再建してくれた大スポンサーなので、
奈良では他に比べると人気だと思います(^-^;
by マチャ (2012-04-06 09:11) 

そうなんですか。それは失礼いたしました。
ここ富士宮でも、頼朝にまつわる史記が残っていて、かなり身近な存在です。
あと、静岡県という範囲でいくと、青年期流されていたのが伊豆ですし、後ろ盾になってくれた北条さんの地元です。
by むらひで (2012-04-06 09:58)