SSブログ

職長さん あなたの力を貸してください! その1 [研修募集中!!]

先日、ご案内した 海外派遣者向けの準備セミナーについて、
なぜ、このセミナーを企画したのかを、本音でつづります。
長文となりますが、お付き合いいただければ幸いです。

私がこの話を誰に語りたいのか、
それは、工場の中に机があり、作業現場で何人もの作業員の面倒をみながら
自分の仕事をこなしている、現場リーダーの方に対してです。

役職で言うと、係長、作業長、職長、班長、と呼ばれる方々です。

私が言うまでもありませんが、日本の工業製品はドイツと並んで世界を常に
リードしてきました。
品質面からいえば、常に世界一ではなかったでしょうか。
私は、自動車関連の企業で品質管理を行っていましたから
身をもって体験しています。

私達が苦労して育ててきた日本の工業が、想像できなかったところで
脅威にさらされ、日本国内では、安く品質のいい日本製品の製造が
立ち行かなくなっていますね。

それは、円高です。

もはや、1ドル100円に戻るということはないでしょう。

それと、工業製品を消費する地域が、従来の 欧米日本という枠組みから
アジア、南米、アフリカ という地域に移っています。

この流れは変えられない、というか、世界の国々が発展していくうえで
当然の流れともいえると思います。

なので、従来のように日本で安くいいのものを作って、海外に輸出する
ということが、大きな流れからはずれてしまっている

川の大きな流れはコントロールできませんね。
川の流れは、欧米+日本から、アジア、南米、そしてアフリカに変わっています。

多くの方がお分かりになっているように、工業製品の製造は
消費地の近くである、最低でもアジアで行うことが、日本の企業のみならず
世界中の企業が、企業の役割を果たすために進んでいかなければならない方向かなと思います。

さびしいことですが。

私も、若いころはメーカーでガムシャラに働いていました。
日本中がそうだったと思います。迷うことなく、一生懸命働けば
報われると信じていたような気がします。

でも、考えたくはないですが、今の工業製品を製造している工場は
  ↓ のようになるのではないか、と思われます。

d0160255_1255397.jpg
この写真は、Niko廃バナナさんのブログです。 デトロイトの廃自動車工場で、イメージとして載せました。


★ 視点を変えて考えてみましょう。

では、どう考えればいいのか。

私は、仕事で東南アジアの国々に行き、現地の人々と接しました。
そして、どれだけ日本の工業製品が、その国の人々に使われているのか。
日本の人々や、日本の企業が、どれだけ好意的に受け入れられているのかを
肌で感じました。

そこで、こんなイメージをしたのです。

下記図は、65年前のころの図です。
何を表しているのかは、お分かりになるでしょう。

japan1.jpg

この時には、日本は武力をもって、強制的に支配の及ぶ地域を拡大していきました。
相手が望むと望まざるとにかかわらずです。

地元の人たちの意思に反して、強制的に労働もさせました。
暴力に訴えて、無理やり従わせた歴史です。

更に、強制的に言葉や姓名を変えさせた、という理不尽な行いもしていました。

ところが、どうでしょう?

別の視点で、見てください。
今、この線の中の国々は、産業と文化面で日本を必要として、日本人を好意的に
受け入れてくれているのではないでしょうか。
国同士のいざこざはありますが、産業と文化と両面で、日本と切っても
切れない関係といえるのでないでしょうか。

ですので、この地域の工場へ行くことは、海外と行くと考えずに
日本の産業および文化圏へ出張または転勤する、と考えてはいかがでしょうか。

この地域には、日本製品がごまんとあります。
車やバイクは日本車が半分以上あるという感覚です。
コンビニもあるし、日本の食べ物がおいてありますし
日本のアニメも、テレビで放送しています。

何としても、好意的なのです。

私が仕事をしていた、フィリピンの企業で、現地の方に
中国企業、韓国企業、そして日本企業のうち、どこで働きたいか聞くと
多くの方が、日本企業を選びます。

なぜ。

日本人はやさしいそうです。人として接してくれるそうです。
私達にも、そういった習慣が身についていますので
きっと、受け入れてもらえるのではないでしょうか。
もちろん、こちらの態度は大事ですよ。

そんなことは分かっているけど、
たとえば親の介護のために家を移動できない、とか
生まれたばかりの子供がいて、今の土地を離れることができない
というかたも、いらっしゃるでしょう。
そういう方にまで、どうしてもと私は言いません。

これからの話は、現状は確かにそうだ。じゃあどうすればいいのか、
と思える方が読み進めていただければと思います。

長文となりましたので、この続きは明日アップします。

 

1.海外派遣者の心得と知識

 ★ 日時 : 6月20日(水) 9時30分~16時30分

 ★ 場所 : 清水テクノカレッジ  地図は こちら
      静岡市清水区楠160

 ★ 主催 : 静岡県職業能力開発協会 問い合わせ先は こちら

 ★ 受講料 : 会員 9,000円   非会員 10,800円

 ★ 内容  1.外国人と日本人との違い

        2.海外のワーカーについて

        3.これだけは知っておこう
           5SとKAIZEN

        4.生活の注意点

global.jpg

申込書は こちら→ 申込書.pdf

詳細は こちら をご覧ください


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(3) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 3

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。