学校と地域のつどい

昨日行ったおやじバンドとは、学校と地域のつどい　という
小学校が中心となった、子供たちと地域の人の文化祭
というものです。

その時の模様はこちら↓
http://mms-office.blog.so-net.ne.jp/2012-11-19

今年で、第３０回を迎えた、それなりに歴史のある催しものです

過去、３回、やむを得ない理由で中止になったそうです。

最初は、オウム事件です。

ちなみに、小学校とは、静岡県富士宮市立人穴小学校です

そうです。オウム真理教の総本山があった地域です

テレビでは、山梨県の上九一色村のほうばかり写していたので
静岡県富士宮市に総本山があることは、あまり知られていませんが
確かに、麻原は富士宮市の総本山に、ずっといました。

家の上空を取材のヘリコプターが飛んでいたのを覚えていますし
家に帰るのに、毎日警察の検問につかまっていたのは
鮮明に覚えています

この時に、二回、人が大勢集まるところにサリンをまかれると
危ない、ということで、当局の依頼により中止となったそうです

そのあと、最後は一昨年、新型インフルエンザの予防のため
直前に中止となりました。

逆に言うと、それほどの大事件でもないかぎりは
ずっと行ってきたわけです

例えば、昨年、富士宮市といえば、３．１５地震に見舞われました

震度５強、という大変な揺れでした

結構あちこち、倒壊があったり、ひび割れがありましたが
そんなことでも、中止になったりはしません。

１１月終わりころの「つどい」のために、学校でも
地域の人も、みんな練習します。

９月ころから、週に１回～２回、集会場に集まって
おのおの出し物を考え、練習します

毎回、出てこられない人もいますので、いつも違ったメンバー
というグループもあるそうです。

全員そろうのは、本番のつどいしかない、というグループもいます。

でも、みんな一生懸命練習します。

一人で、いくつも掛け持ちの人もいます。

１週間、ほぼ毎日、何かの練習に参加している人もいます。

一晩で、２つの練習を渡り歩く猛者も、少なからずいます。


なぜ、そんなに一生懸命にやっているかというと

地域のつながりを深くしたい、という思いがあります。

が、しかし。

今は、小学校を存続させることが、ほぼ全員の願いなのです。


少子化で、子供の数が減ってきており
複式学級も何年か前からなっています。
（複式学級とは、１年生と２年生が同じクラス）

そのような状態なので、人穴小学校を閉鎖して
他の学校と統合しよう、という話が耳に入ってきています

地域の私たちにとって、小学校は地域のシンボルです。

何かあれば小学校にいけばいい。

親子で同じ小学校に通っている人も大勢います。

だから、小学校は地域になくてはならないものです。

その存続を掛けて、学校と地域のつどいを盛り上げて
存在感をアピールするのが、大人の役割だと思っています。

昨日は、おやじバンドの演奏以外の時間は
他の地域の人たちの出し物を見て、心からそう思いました。

時代の変化に対応していかなければならないものってあるでしょう。

しかし、時代が変わっても、人の心の支えとなるものは
残していきたいと、みんなが思っています。

つどいの最後に全員で、小学校の校歌を歌いまいた。
私は、この学校の卒業生ではありません。

でも、２０年以上この地域にお世話になっているし
この地域とともに、この家を私の夢をかなえる場所に
したいと思っています。

その時がくるまで、頑張るぞ！！