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元気のある中小企業2 [人材育成のヒント]

昨日から若干タイトルを変更しましたが、続編2です。

昨日訪問した中小企業は、以前から人材育成に
携わらせていただいている企業で、
ゆっくり時間をとり、ヒアリングできた。

50名規模だが、人材育成に熱心に力を注いでいる。

その理由は、2人の力によるところが大きい。

1人が総務の方。

もう1人が工場長。


総務の方は女性で、社長と二人三脚で、どうしたら
雰囲気の良い会社作りができるかどうか
いつも、試行錯誤している。

考え込まずに、実施しているところがすごいのだ。

例えば、工場見学の受け入れに、小学生を招待したり
障害者を招きいれたり。


いままで、工場の廊下に、製造部門の品質結果を
掲示してあったが、その場所に
小学生の工場見学のお礼の手紙を貼りだしているのだ。

これは感激した。

品質結果を掲示すると、どうしても、失敗の結果を
ねちねちとほじくり出すようになる。

ではなく、子どもの純粋なお礼の手紙のほうが
働いている人への力になるのではないだろうか。

障害者のお礼の手紙も読ませてもらった。

正直、字は多少読みにくいし、内容はともかく。

「謹啓」から始まって、しっかり自分の思いを
伝えようとする、その姿勢は、頭が下がる。

おもわず目頭が、うるうると。

そういう感情を震わせる掲示物って
無味乾燥の書類より、いいのではないかな?


もう1人の主役の工場長。

彼は外国人なのだ。

日本人の奥さんと結婚されて、日本の国籍も
取得されていて、日本語も大分話が出来る。

でも、見た目は外国人なのだ。

日本語も書くのは苦手なので、ローマ字で書いて
後から日本語に直してもらっているらしい。


そんな彼だが、日本人よりしっかりしている。

考え方がほれぼれしてします。

例えば、工場の自動化を目指しているが
ある個所は、人の手で今も作業している。

おかしいな、と思ったがその理由を聞いて納得。

この工場には、高齢女性のパートさんが多い。

で、自動化を進めると彼女たちの働く場所を
奪ってしまうのだ。

そういう配慮、いまどきする??


合理化、多能工化の名で、人を減らすことを
主体として考えること自体には、理解をするが
人間味を失ってしまった工場に
働き手としての魅力が、どれほどあるだろうか?

そんなことを考えさせられてしまった。

こういう企業の応援を出来ていることに
私は自分の仕事の意義を感じています。

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