失敗すること

オリンピックが決まり、スポーツのことについて
考える機会が増えた。

そして自分の仕事を照らし合わせて、気づいたことがある。

イチローが４０００本安打を打った時の言葉。

４０００本打つ間に、倍の８０００回の失敗の
積み重ねがあった。


それって、自分たちの置き換えてみると大変な
ことだなって思った。

私の仕事も人前で話をするので、十分に練って
頭で考えて望むのだが、やり終わった後
あーすればよかった、こーすればよかった、と
後から思い返すことが、ほとんどである。

というか、必ずそういう思いに駆られる。

中には、あきらかに失敗することもある。

そう言う時には、その場で、または
後から、つめた～い汗が背中を滴り落ちる。


そこで、思ったのだが、アスリートは
イチローを始め、失敗することのほうが多いのだと思う。

しかも、場面によっては、

何万人の目の前で。

テレビの聴衆も含めれば、何千万人の前で。

ワールドカップやオリンピックのように
世界的なスポーツの場合
何億人もの目の前で。

失敗することがあるのだ。
失敗することが多いのだ。

もちろん、成功すれば、超ヒーローに
なることもあるのだが、それよりも失敗のほうが多いのだ。


その落ち込み度は、私の比ではないだろう。

想像を絶するショックだろう。

でも、そこから這い上がって、次の試合に向けて
もくもくと練習を重ねる。


私もそういう人たちを見習って、失敗や
うまくいかなかったことを、次のエネルギーに
変えていこうと思う。